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2022年12月30日 (金)

今月のポジティブ(2022/12): 「晩婚化」という言葉の欺瞞をあばく

それは「独身研究家」荒川和久さんの いま増税するなんて狂気の沙汰である…政府は「若者が結婚しない本当の理由」を分かっていない と題する記事ですが、誰でもできる初歩的な統計分析のテクニックだけで、結婚年齢が近年は晩くなっている、すなわち晩婚化している、とする政府などの見方言い方が欺瞞である、ウソであることを暴露しています。

つまり今は、結婚年齢が上へずれているのではなくて、昔の最多層の結婚年齢層(若年)が結婚しなく、できなくなっているのです。高年齢層の結婚者数は、全然増えていません。だから、晩婚化はない。

このところ、地球規模でも、日本ローカルでも、凄惨なニュースが多くて、全然、「ポジティブ」に出会えませんでした。

そんな日本も、あちこちの隅っこには、荒川さんのような冷静な心と頭脳をもって仕事をしている方が、かなりおられるのでしょう。

そう、あのなんとも無茶苦茶な国々も、長い時間視野で見れば、正常化への変化の期待が持てるのかもしれません。

とりあえず日本政府は、結婚意思のある若者が結婚しやすい状況を、定常的に維持してもらいたい。貨幣の、世代間移行が、長期沈滞化してると思います。

 

 

 

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コメント

しばらくブログが更新されていなかったので心配していましたが、今日ようやく安心できました。

私は、今の日本に子どもを生んではいけないと思います。首相が「防衛費のために増税します」なんて言っている国に生まれて来たら、生まれて来る子どもたちがあまりに可哀想です。

少子化対策に取り組んでいる人たちに言いたいです。「少子化対策のために生まれさせられる子どもたちの気持ちを考えてください」と。

子どもを生むということは、生まれて来る子どもに生存の重荷を負わせるという怖ろしい行為です。

生まれて来たって、私のように、一生賃金奴隷として過ごす人生が待っているだけです。

今の世は、地獄だと思います。

投稿: 高柳俊彦 | 2022年12月30日 (金) 19時49分

自分の人生が楽しくてやりがいが有ったら、次の世代を産み育てようと思うだろうし、そうで無かったら思わないでしょう。

思想や芸術にその力が無くなったのであれば経済にその任を負ってもらわなければなりません。

投稿: 南 | 2023年1月 4日 (水) 06時48分

これは自省を込めての事ですが、「既得権益」にへばりつこうとするジジイ共をなんとかしないと若い人達の未来は明るくなりませんね。

投稿: musataro | 2023年1月17日 (火) 06時10分

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