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2022年6月 7日 (火)

言葉のガラパゴス化: 「暗号資産」は間違い「暗号通貨」が正しい

cryptocurrencyの公式の日本語訳語として「暗号資産」が定着しちゃったようですが、currencyという語はあくまでも「通貨」であり、それ自身に資産という意味はありません。そもそも、暗号通貨の初期の発明者たちは、通貨の全世界一本化、すなわち全世界共通通貨という理想を目指していたのであり、 「暗号資産」 という妙な言葉からは、そういう重要なコンセプトが消えています。

Bitcoinをはじめとして、初期の暗号通貨の多くがまるで投機資産のように扱われていたので、流通性の媒体である「通貨」という語を避けたのかもしれませんが、でもcurrencyを直接、資産呼ばわりしてしまうことは、本来の目的であり理想である世界共通通貨の誕生と成長を阻害するでしょう。

そういえば、タンス預金に執着するどこかのおばあちゃんにとっては、お金はあくまでも資産の媒体であり、貨幣の本来の機能である交換や流通の道具ではないです。でもそんな貨幣は、年月がただの無価値な紙切れにしてしまいます。

暗号通貨の技術が今後もっと成熟して、世界通貨として万人が安全に利用するようになったとき、暗号“資産”に執着する日本は、その重要な波に乗り遅れてしまうかもしれない。

なお、Wikipediaの日本語版は、今日まで一貫して「暗号通貨」という語を採用し、「暗号資産」 という日本独特の珍語を退けています。 currencyが資産にされてしまうのは、日本における、今後のグローバル通貨技術の普及進展を阻害するだけでなく、英語教育上もよろしくない! 単純に、間違った語意だから。

ブロックチェーンというデータ構造とその上のcryptocurrency、すなわち暗号通貨の交換に込められている、貨幣の世界化という理想を、日本人も見忘れるべきでない。

currencyという平凡で日常的な英語の語は、どっからどう見ても、それ自身は資産ではない! 通貨、貨幣、お金であります。資産の額は表す…表現・代表する…が、資産そのものではない。

以上のまとめは、1)currencyは通貨であり資産の意はない、2)創始者らの意図は通貨の世界的共通化だった、3)ゆえにcryptocurrencyの正しい訳語は「暗号通貨」であり、「暗号資産」ではありえない。となる。

 

 

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