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2022年3月14日 (月)

今月のポジティブ(220312)松村雄策

訃報によって久しぶりでその名前に触れることになったけど、私個人的には昔から今日まで、「ロック音楽」という言葉と「日本・日本人」という言葉の内包が重なる狭い面積の中にある唯一の日本人が松村雄策だ。ここであまりごちゃごちゃ書くのはおっくうだけど、私の知る範囲の中では唯一の本物の「表現者」だった、ということ。

東京生まれ東京育ちの人によくある、世の中に対しても、自分自身に対しても、完全に最初から肩の力が抜けている、「構え」のない雰囲気に、本物性を感じた。

Amazon上の「夢のひと」のレビューに「ピンと来ません。やはり、「EterNow」とは大違い。是非、「EterNow」のデジタル化を希望します。」とあるけど、実は松村のこの世への刻印のひとつとして、4月にEterNowのCD復刻がリリースされる。※

   ※: 復刻CDのAmazon URLがこれです(2022/04/05追記)。

ステージパフォーマーとしてのビジネスに対し消極的だったところも、「肩の力が抜けている」人らしく、とても好感を持てた。

この稀有な表現者は、これからも、誰の心の中にも暖かく生き続けることは確かだ。

 

 

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コメント

イターナウ復刻ですか。
昔どこかで岩谷さんが、松村さんはイターナウのコンセプトを最後まで理解しなかったと書かれていました。
どういう意味かわからなかったけれど、知る限り岩谷さんが松村さんに言及することなんてなかったので、妙に記憶に残ってます。
松村さんのご冥福をお祈りいたします。

投稿: | 2022年3月14日 (月) 20時46分

自分も今日初めて知りました。
やはり涙がにじみました。
46年前、roで最初になじみやすかったのは
氏の文章でした。
最初から最後まで、いちビートルズファンとしての
態度をつらぬいて変わらなかったのも綺麗でした。
なんかほんとに悲しく寂しいです😔

投稿: 新保誠次 | 2022年3月14日 (月) 22時29分

ロックというものに対する感・勘の鋭さはトップクラスの方でした。

わたくし個人的には「読みたい人」が絶滅の危機にあります。

投稿: 南 | 2022年3月15日 (火) 06時23分

 弔いに行きましたか?

投稿: | 2022年3月19日 (土) 04時05分

ro誌を貪るように読んだ
中学高校時代、iwataniさんも松村さんも私にはイターナウです。

投稿: 佐藤 | 2022年3月19日 (土) 22時57分

松村さんの訃報に接して、松村さんのレコードで唯一持っている、「UNFINISHED REMMENBERS」というレコードを棚から引っ張り出して聞きました。このレコードを買った時の事を思い出します。当時、「ジャケ買い」という言葉が有りましたけど、僕は「文章買い」でした。レコード屋さんでたまたま見つけて、「あんな素敵な批評やエッセイを書く人が、どんな音を出すのだろう。」という興味で買わせてもらいました。ライブハウスでのライブなんですが、何回も何回も聞きました。本当に素晴らしいレコードでした。松村さんは、批評やエッセイ、小説だけではなく、シンガーとしても、コンポーザーとしても、素晴らしかったと思います。イタ―ナウ聞かせてもらいます

投稿: こうじ | 2022年3月21日 (月) 14時43分

すいません。REMMENBERSではなくて、REMEMBERSです。スペルまちがえました。

投稿: | 2022年3月21日 (月) 14時52分

UNFINISHED REMEMBERSは私は持ってないけど持ってる人の誰かが、CDの今の著作権者(どこ?)の許可を得て、YouTube上にアップロードしてほしいですね。

投稿: iwatani | 2022年3月21日 (月) 17時47分

イターナウ復刻めでたい!
松村さん天国で会いましょう!

投稿: itaru | 2022年3月23日 (水) 14時55分

ETER NOW「今がすべて」(4月12日発売予定)というタイトルで復刻されるようですね。HMVで見ました。

投稿: 高柳俊彦 | 2022年3月23日 (水) 19時41分

松村氏の文と言えば、部屋の窓から何かチラチラ顔が見えてどうも死んだ父親が心配して見にきてるらしいとか、春は嫌いだ嘘くさいからだとか、母親が死んでもう僕にふるさとはなくなったんだという文が心に残っている。その松村氏も死んでしまった。天国でポールと一緒に歌ってるだろう。

投稿: | 2022年3月24日 (木) 12時28分

すいません。上の文badが書きました。

投稿: bad | 2022年3月24日 (木) 12時31分

おいbad,ポールまだ生きとるぞ。

投稿: bad | 2022年3月24日 (木) 12時39分

1966年11月9日に亡くなられています

投稿: 黎明 | 2022年3月25日 (金) 09時26分

中学生の頃からロックを聞き始め、そこから少なからぬ影響を受けた。その情報源としてラジオでは「ヤンクジョッキー」や「サウンド・ストリート」、雑誌では「ロッキングオン」があり、その関係者からも影響を受けたようである。松村さんの文章は本人の生活と密接なつながりがあって面白かったです。

投稿: Hiroaki. Hayashi | 2022年3月27日 (日) 16時18分

松村雄策さんの文章、今でも覚えています。
プロレス談義もとても笑わせてもらいました。
ダウンタウンのキーボード奏者千野さんとのキース・エマーソンを巡っての対談も印象的でした。ご冥福をお祈り申し上げます。

投稿: kaoru | 2022年3月30日 (水) 20時51分

私にとって松村さんは、サブカルチャー全般について教えてくれる、近所に住んでる気さくな兄さんのような存在でした。岩谷さんは、思想的なところで正してくれる、ちょつと怖めなお兄さんと言ったところか。どちらも「アホな大人達の言うことは信用するな」と教えてくれる存在です。ここに来る皆さんの心の中に松村さんは生き続けることでしょう。

投稿: musataro | 2022年4月 2日 (土) 06時38分

車が急に来てバランス崩して用水に自転車ごと落ちてしまった。股関節骨折、背骨骨折というめでたい事になった。イター。ただコーヒーフィルター買いに行った帰りだが。

投稿: bad | 2022年4月 3日 (日) 17時37分

治療とリハビリをしっかり&じっくりやるべし。他のことは、すべて無視。

投稿: iwatani | 2022年4月 3日 (日) 21時09分

あと、渋松対談で感性のマツムラ化なんてあったなあ。

投稿: bad | 2022年5月 8日 (日) 16時29分

> 感性のマツムラ化
人類の理想やね。

投稿: iwatani | 2022年5月 8日 (日) 16時53分

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