下書き
[未完]
この記事に登場する、イギリスのワクチン接種の総合企画進行係ケイト・ビンガムさんは、なにしろすごい。システム思考がすごい。緻密で現実的で厳密で徹底的である。
この犬は死ぬまでの数本のビデオがあるんですけど、ここで取り上げるのはただ一つ、保護者が、この骨と皮だけのような犬に最初から固形食料だけをたくさんあげていることです。山で放置された純種の猟犬のようだけど、まだとても若くて子どもで、かわいいわ。餓死寸前のような犬は、体力を回復するまで犬用ミルクで保育する必要がある。この犬はベトナムだが、日本でも要らなくなった猟犬を山に放置する悪質な猟師がときどきいる。
追記: 最近見つけたこのケース では、最初にミルクを与えている。虫下しらしき錠剤も、与えてますね。(2021/04/18)。
追記2: 別立ての話題にすべきだが、ここに一応メモっておくと、動物愛護運動には優秀な動物病院の協力が欠かせない。その理想的な例が、ギリシャのテッサリア地方のカルディツァという市にはあるようだ。この施療例 は、なにしろすごくて優秀(2021/04/18)。
引きこもりはおよそ100万人だそうだから、一人あたり1万円だ。笑える額だ。そもそも前提には、引きこもりは異状であり一種の症状である、という完全な誤認がある。
私の知るかぎり引きこもりや不登校は、多くの人がいわゆる食うために毎日無理やり我慢しているものを我慢しきれなくてプッツンしてしまった人である。異常なのは、我慢しているわれわれの方だ。我慢とは無縁に金儲けや競走に前向きに邁進している人種は、救いようのない完全な異常だ。
引きこもりや不登校になる契機、つまりトリガー(引き金)は、具体的な良からぬ人間関係の経験、たとえばいじめとかであるとしても、それは原因ではなく契機だから、取り除いたとしても引きこもりは消えない。
症状ではないから治癒はありえないが、引きこもりが起きない社会を徐々に段階的に作っていくことはできる。たとえば、学習から競走性を皆無にする。誰もが、学びたいことを学びたい人から学べる。奨学金はローン性を廃止、全額給付性にする。というか、できれば教育費は全額無料にする。
競争的進学を廃するとともに、進学以外の多様な進路をすべて進学と同格に設ける。とくに何も関心が湧かない人は、無為の人生が前提でもよい。それを、異状や症状視しないこと。
必要なのは一人1万円の'対策費’ではなく、異状とも症状とも見なさない観点を普及することだ。
本当は誰だって、金のためや、金のための競争のためにがんばる人生なんて、宇宙の彼方へ蹴っ飛ばしたい。
引きこもりの普及定着とそれに対する誤った視点に代表される異状は、貨幣経済とその差異の階層をめぐる競争性のグローバル化と「すみずみ化」がもたらした広範な異状の一環であり、その解消は地球温暖化対策などの何万倍も重要だ。環境問題と並行して、人間問題の重視を※。
※: フーコー氏らがもうちょっと分かりやすい本を書いていたら、たとえば統合失調症と貨幣経済〜資本主義の一般化強圧化との関係も、われわれの常識の一部になっていたかもしれない。
(本稿未完)
参考記事: 中高年ひきこもり問題
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