今月のポジティブ(2021/01/n2): 「家族への扶養照会」という悪習
人間という生き物を、最初から存在の尊厳が損傷された、いやしい、あるいはいやらしい生き物にしている元凶が貨幣/貨幣経済であることはいまさら言を俟たない。
人類を貨幣という痛み、苦しみ(そして“いやみ”)から解放していく第一歩、そのなんともいえない重さの軽減が、広義の社会保障だ。
しかし現状では、その社会保障が障害だらけだ。この『 「家族への扶養照会」という悪習』(みわよしこ)という記事は、生活保護申請者の三親等というものすごく広い範囲に、扶養参照、扶養の意志能力の問い合わせが行くことを批判している。
だいたいそもそも、親族等が快く助けてくれるんやったら、最初から--in the first place--生活保護申請したりせんやろ。
この記事は、悪習の廃絶を訴えているが、多くの良い提案と肩を並べて、良記事、おもしろい記事だったで終わる可能性も大きい。
支配的政権があまりにも長年変わらん、変わる方法がない、という状態は、某C国やR国などと変わらないのでは?
経済的弱者の日常をもっとふつうにイキイキさせることも、経済基盤活性化の重要な要素だ、と認識していただきたい。
追伸(2021/01/25): ●みわよしこさん主要著作(共著を含む、長いタイトルは短縮化)生活保護リアル/いちばんやさしいアルゴリズムの本/組込みソフトウェアエンジニアのためのハードウェア入門/音声合成技術の現在と未来/エンタープライズLinux導入ガイド/ソフトウェア開発の科学を求めて/RedHatLinux8でインターネットサーバを構築する本
追伸(2021/01/31)●関連記事 : 「あまりに受けにくく自死に追い込む日本の生活保護制度」藤田孝典/Yahoo!ニュースJAPAN
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