某政府高官「Go Toは単なる移動なので、それが疫病の感染源になることはありえない。」
…GoToは周辺に多様な要素がくっついたひとつの「全体」なので、りっぱに疫病感染源になりうる。彼らはつねに、holisticな視野を欠いている。
説明責任無視総理大臣「GoToが感染拡大の原因というエビデンスはない。」
…それは、原因ではないエビデンスとセットになってないと、単なる個人的愚言である。
子どもにも分かるメカニカルな製品で大きな経済を築いた日本を、エベレスト山頂の小石にたとえると、今その小石は斜面を急落してインド洋の深海の底へ落ち込もうとしている。その原因は、論理音痴。すなわちコンピューターフォビア(phobia)。一般的な論理の無視。勝手な共同体的恣意性のみが通用するローカル世界。
ものごとを正しく論理的にとらえる能力、正しく論理的に理解する能力、これらに関して現代の日本人の多くはその能力が幼児以下に未発達で、端的に言うと「馬鹿」である。特殊な人を除いてはプログラミングの能力が身につかず、また他人が作ったシステムを、その論理的な構造を、正しく理解あるいは想像する能力もない。一般メディアに、そういう視点もない。一部の、きわめて消費者フレンドリーなシステム製品の盲目のユーザーでしかない。…という、一種の飼い殺し。
総理大臣、国の政治的トップが、説明責任コンプライアンスに関し傲岸に拒否を押し通すなど、いわゆる先進国ではありえないだろう。あの、太平洋の向こう岸の乱暴なおっさんですら、そんな態度は想像できない。そんな態度が、国民一般に、子どもたちに、蔓延したらどうするのだ。コミュニケーションが主流になっていく世界で、日本はコミュニケーション拒否の国になっていく。
●当時の指導部は核爆弾の威力をどの程度知っていたのか。せめて、広島の直後になぜ、全面敗戦を申し出なかったのか。
●地震や津波の常襲地域の海岸に原発を建てる決定は、いかにして成立し通ったのか。
維新時の幕府の下っ端役人たちも、自分たちのヌクヌクした既得権益を失いたくなかったのだろう。たまたま、上に開明の人がいたから、戦火による壊滅は免れたが、今転がり落ちている日本は、最終的な没落の前に立ち上がれるか?
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