« 2020年8月 | トップページ | 2020年10月 »

2020年9月28日 (月)

他者不在だらけ

最近はメディア上にも身の回りにも、今月のポジティブが払底してしまった。最近近所に越してきた家は、門灯をめちゃくちゃ明るくした。うちも含め、こんだけ明るい門灯の家はほかにない。LED化で急に明るくなった街路灯よりもさらに明るい。理由はまだ聴いてないけど、これは良いかもな。

●家庭/家族がメインの感染源になりつつあるのに、放置が続いている。前にも書いたけど、形の上だけでは本来の対策と似ているけど、家庭/家族内の陽性者や軽症者を無理やり(自発的に?)車中生活者にしている家もある。無茶やね。この放置の被害者は、家族だけには終わらない。

●ドラマは(とくに別の関心がないかぎり)まったく見ないから、俳優さんに関しても無知無関心やけど、私が35歳のクソガキオトコだったらやはり、身近にいる人の鬱の症候に気づかなかっただろう。そのいちばんありふれた症状である自殺を、クソガキオトコは防げなかっただろう。メディアはそこらに、全然触れない。

●あの活火山は何日も前から活動が始まっていた。「でも安心/安全」という合理的なエビデンスは、どこにもなかった。自然を、なめてかかってはいけない。慎重の上にも慎重に、畏れをもって接しなければならない。その畏れが、あらゆる防災や公衆衛生の、絶対的なベースでなければならない。

誰やねん?あんな海のすぐそばに原発建てるのOKしたやつは?(自然無視に加えて地元伝承の無視もあるな、きっと)。

自然は、人間のヒュブリス(hubris)を罰する。

 

| | コメント (0)

2020年9月15日 (火)

貧困解消は政治の基本課題

政治家は無資格なので無勉強でもなれる、という、ときに良く、ときにまずい面がある。

でも勉強が必要、と仮に想定すると、その「国家政治学」の中では、国の政治家がやるべき重要度が最上位の5項目ぐらいの中に、「貧困解消」が必ずあるだろう。

つまりそれは、基本的な必須課題のひとつだ。貧困解消は:

・国民の生活の質の向上(過酷劣悪なsubstandardの人たちがいないこと)

・社会の安定と安全(犯罪発生の防止、健康の向上など)

学問と産業技術の両面で優秀な人の大量確保

のために重要だ。今人口が年に数万ずつ減ってる日本のような国では、国民を貧困状態に維持するうかつは許されないはず。しかるに現状は、貧困というレベルにはない人びとでさえ、経済の悪展望を理由に子孫生成育成をためらっている。最先端技術職の多くが、外国人によって行われている。そして日本人には、まともに食えない子供たちが大量に放置される。

政治家の課題として「所得再配分」という言葉を避けたいのは、それは必ずしも、既存の誰かの所得の再分配という施策ではないからだ。国が、予算配分すべき問題です。

 

 

 

 

 

| | コメント (8)

2020年9月13日 (日)

今月のポジティブ(2020/09/n3): 三橋貴明さん室伏謙一さん

子どもがふつうに食事にありつけないこと…この現象の蔓延…が重大な失政である、という当たり前のようなことがなぜメジャーな議論にならないのか、ずっと不可解で不愉快だったけど、この対談ビデオ  は政治家たちのレベルでの状況を、ある程度分らせてくれる。こういう子どもの健康をめぐるひどい話になると、女性が改革のリーダーになることが普通ないし多いというイメージを、他国を例にして持つのだけど、日本ではまず与党側の女性議員が目も心も非常に鈍い。

ここでは詳しく書かないけど、まあ、自民党の女性議員のお馬鹿たるやひどい。それを大きな声ではっきり言ってるだけでも、このビデオの希少価値がある。

日本社会に急に貧困奴隷階級を慢性的に作り出しただけでも、近年のいくつかの政権は万死に値する。

 

 

 

 

 

 

| | コメント (2)

2020年9月 7日 (月)

今月のポジティブ(2020/09/n2): 日刊ゲンダイDIGITAL生田さん

たまたま見つけた記事はこれ  なんですけど、アホ大メディアと違ってマイナーなメディアは本当に優秀でないと生きていけないという見本かな。※

※: 片山善博氏が警鐘「安倍総理と自治体のコロナ対応はどっちもどっち」(日刊ゲンダイDIGITAL: 20200907 09:26)


保健所をちゃんと自分で仕切って、コントロールして、感染拡大を抑えていた知事もいたんですね。保健所とその上の国(厚労省)を悪者視  してるだけじゃ駄目なんだ。

Go Toキャンペーンという愚の上の愚も、ちゃんと賢く安全に仕切った自治体首長はいたのかな?

「マスク配布」「全校休校」「Go To」…それにしても愚の上塗りばかり続くな。

かつての愚々々々々々々は最後に二都市原爆投下に行き着いたが、今は強い地方が頑張れる国だといいが。

------

2020/09/09追記:

「医学博士で作家の海堂尊さん」という方はこれまで存じ上げなかったが、今回の事態をとても簡潔に要約しておられるので、勝手に引用させていただきたい:

コロナ禍があぶり出したものは何だったでしょうか?


 ◆医学に基づかない政策決定をする首相官邸、柔軟な対応ができない厚生労働省の官僚、そして、彼らの発信する情報を批判せず垂れ流すメディアの体たらくです。

 緊急事態宣言は、数値や段階を無視して首相の独断で出したり出さなかったりしたように見えます…

コロナ禍があぶり出したものは何だったでしょうか?


 ◆医学に基づかない政策決定をする首相官邸、柔軟な対応ができない厚生労働省の官僚、そして、彼らの発信する情報を批判せず垂れ流すメディアの体たらくです。

 緊急事態宣言は、数値や段階を無視して首相の独断で出したり出さなかったりしたように見えます…

<引用開始>コロナ禍があぶり出したものは何だったでしょうか?◆医学に基づかない政策決定をする首相官邸、柔軟な対応ができない厚生労働省の官僚、そして、彼らの発信する情報を批判せず垂れ流すメディアの体たらくです。緊急事態宣言は、数値や段階を無視して首相の独断で出したり出さなかったりしたように見えます… <引用終了>:毎日オンライン2020/09/09

 

 

| | コメント (0)

2020年9月 2日 (水)

今月のポジティブ(2020/09/n1): ココロの活気明るさのなさ

https://www.youtube.com/watch?v=yu3dC-uNlhQ←このビデオを見ると、日本で今、家庭家族自宅がメジャーな感染源になりつつあり、その状態がシカトして無視されている理由が分かります。小池都知事も毎回、しれーっとした知らん顔をしている。児相が子どもを救えない理由も分かるし。日本のコンピューター産業が楽しくフレンドリーに生き生き隆盛しない理由も分かる。

それにしても、国の事業決定を財務省の縮み志向の小役人がやるなんて、緩慢で確実な国の自殺方法じゃ。

いきなりプログラミング学習よりも、たとえば「こんな通信機能の通信ソフトウェアを作りたい」などの、発想や構想をだいじにしていくべき。

発想や構想なら、だれでも抱ける。

アベノミクスによる日本の経済・社会の荒廃については、この記事  を。

 

 

| | コメント (1)

« 2020年8月 | トップページ | 2020年10月 »