新しい日本人男性
否定的批判的なことはさんざん書いてきたので、もう、肯定的なことしか書かないぞ、と決めると、このコミュニケーション不能蔓延の世の中では何も書けない日々ばかり延々と続く。
そしてやっと目にとまったのが、岩手県大船渡高校の野球部監督、国保氏だ。エースの健康を優先してエースなしで県大会決勝に臨み、敗退した。
昔の、一億総玉砕主義、まったく無意味な精神主義、すでに負けが120%確実である戦争で、沖縄、広島、長崎(などなど)と大量の一般市民を平然と殺したくそオトコたちとは雲泥以上の大差だ。
国保氏で、新しいタイプの、人間尊重主義の、日本人男性がやっと現れたことに、すこしほっとした。
いやいや、まだまだ、人間非尊重の労災死や、子どもがまともな食事すらできない超低賃金など、ひでえオトコたちの専横は続いている。それでは今後のニッポンがますますだめになることに、えーかげん気づけよ。
そもそも高校野球というやつも、旧オトコ的無理や無茶が大手を振ってのさばっている。ださい。かっこ悪い。そして苛酷。「スポーツ」の語義が「あそび」であることを、しっかり思い出してほしい。
最近のコメント