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2018年6月23日 (土)

教育委員会に建造物コンプライアンスのエキスパートはいない

誰に・どこに頼むという慣例もない。コンプライアンス・チェックがまず必要との認識もない。一般的な印象としては教育委員会や児童相談所(やその他)は、なにもしない、なにもできない税金泥棒たちのたむろ場である。ではなぜ学校は、問題を教委に渡すのか。単に慣例(暗黙のコンプライアンス!)だからであり、必然的な論理性は何もない。つまり、学校もまた、なにもしない派の仲間だ。「教委は無能団体だから自分で専門家を探して頼む」が、唯一の正解だったはずだ。

なあなあ主義の無為をデフォルトのルールとする、おっさん文化が支配する日本の将来は、やばい。実際、専門家の過去の忠告は完全に無視されている。

本来なら、建造時の最初の最初にやることが、コンプライアンス・チェックだったはずなのに、学校はそれをさぼった。それが、すべての始まり。

日本のおじさん族は、論理が嫌いだ。彼らが好きなのは、閉所的排他的な共同体的恣意性のみ。


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コメント

おっしゃるとおり、日本は「おっさん文化」のたまり場です。日大しかり、教育委員会しかり。教育に関してはさまざまなひどい話を聞きます。漱石の『坊ちゃん』に描かれたような閉鎖的・排他的な世界がいまだに通用しているのが今の日本なのです。

投稿: kaoru | 2018年6月24日 (日) 12時22分

建造物の安全性確認を教育委員会に委ねる。普通に考えておかしいですよね。地方自治体にも建築基準法を司る部署があるはず。
専門家の指摘があった時点、「他者」の意見、これを適当に処理してしまったこと。
世の中どうでもいいことが多すぎますが、すごく大事なことが後回しにされている気がします。

投稿: 佐藤 | 2018年6月24日 (日) 21時52分

論理で生きると他者に出会う可能性が生じる。

それが、彼らは怖い。

他者が怖い。

投稿: 南 | 2018年6月25日 (月) 07時32分

北朝鮮なんかはさしずめ、権力維持的恣意性と言うんですかね。どっちも他者を踏みつけているという。   しかし年を取るとはつまらんことである。あの衝動に突き動かされていたことが何とも言えず、うらやましい。

投稿: n,s | 2018年6月25日 (月) 07時54分

共同体的恣意性
フライング気味に書くと、西野Jは墓穴を掘ったと思う。非常に残念である。今やるべき事を怠った。

投稿: n,s | 2018年6月29日 (金) 12時45分

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