この国
今この国では、老若男女多くの人が「戦争はいやだ」と言う。
では、戦争にならんためには何をすべきか、何をすべきでないか、がみんなの脳裏に明示的に対象化されていない。
さきの、とんでもない悲惨な戦争も、それを招いた張本人は人民の愚である。
共同体性の残滓が遺伝子的に脳を支配し、地方小選挙区制という不健康な選挙制度が続くかぎり、だれそれさんの孫や、だれそれさんの子(娘、息子)など、無脳な政治家が選ばれ続けるだろう。それがもたらす危機の第一歩は、残念ながら、すでに踏み出されている。
繰り返す。さきの、とんでもない悲惨な戦争も、それを招いた張本人は人民の愚である。
なお、今回のそのやばさは、超大国であるあの国の将来と密接に関連している。
私が一人でごちゃごちゃ言うとるんやなくて、議論の波及的な広がりを期待する。
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コメント
前の戦争をみても民主主義(善)VS全体主義(悪)みたいな図式が頭に浮かぶのですが、多数を占める人民の愚がヒットラーなどの独裁者を生んだという事を考えると、「民主主義」って何なんだと考えます。
ちゃんと議論することが必要というのは、人間はどうしたって不完全な生き物だから、少数派の意見が実は正しかったという事がたくさんありますからね。
投稿: musataro | 2016年1月 4日 (月) 19時00分
ねぇ、大義名分に大勢の人がプアーっと集まっても政治家は屁とも思わないんじゃ。それよりも具体的に考動する小さな集団が集まったほうが力強いと思う。だけど具体的に対策をねっている集団てどれくらいいるのだろう。
投稿: s、n | 2016年1月 4日 (月) 21時02分
大義名文というひっかかりのない美辞麗句なんて簡単にすりかえられると思う。だってだれも直接の損はしなんだもの。
共同体は固着性(=排他性)からなると思うが、その見本となるのが「タテ割り行政」だと思う。各部門に横のつながりがなく断絶している。人の容易な出入りがない。融通が効かない。各部門ほとんど勝手にやっているイメージがある。ヨコヨコのコミュニケーションじゃなく、それこそタテタテの硬直したそれである。なんで、全体をみとおして調整・バランスがとれないのかと思う。既得権益防備のせいなのか。くさっていると思う。あの単年予算制度もそうだろう。余っているところから、足りないところへなぜ回せないのか。(自分らのカネだと思っているのか。国民から集めた・国民が差し出した税金だろう)
残滓どころか、それはまだ強力な現役で人の頭を支配している。愚鈍なチッポケさ。
投稿: s、n | 2016年1月 9日 (土) 04時33分
@musataro
これも氏がン10年前に書いていたと思うが、民の質を問わない「民主主義」なんて、「愚民主義」だと思う。
投稿: s、n | 2016年1月 9日 (土) 04時41分