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2016年1月11日 (月)

David Bowie逝く

69歳はアーチストとしては中途半端な享年だけど、やっぱ、ワンパターンでミュージシャン稼業ばっかりやるのがあかん。稼いだもの(金ばかりでない)を基盤として、もっと地味で難しい、国際的または地域的な社会活動に取り組んでいたら心身の健康は充実を維持し、癌化を防げたであろう。

もちろん、医学しろうとの直観にすぎないが、そう感じてしまうのである。

くだらんことやってる人が、よく癌になってるような気がするが。なにかに献身している人は、その献身のエネルギーが病気や老化をシャットアウトしている。

でもま、お若いころ、偉大なるアートを提供していただいたんだから、偉大なる人生だよ。

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●日本に多い、愚かなる(頭の悪い、心の優しさもない)クレーマー・トロル対策:
  ここで言う癌は、あくまでも、大人の癌のことである。


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コメント

偉そうに

投稿: | 2016年1月11日 (月) 21時34分

昨日ボウイーのyoutubeでロックンロールスーサイド聞いてたんだが、、

投稿: bad | 2016年1月11日 (月) 23時55分

 他の奴が書けば撲殺ものの物言いですが、岩谷さんならばその真意に納得しまた考えさせられます。

 それは、そのまま、岩谷さんが「Low」初版のライナー ノーツで述べていたことと直結すると思うからです。

投稿: 酔っぱらい渋谷 | 2016年1月12日 (火) 03時26分

> 偉そうに
それは、あんたの完全な誤読。

投稿: iwatani | 2016年1月12日 (火) 08時06分

岩谷さん、最新作の★、良いですよ。Outsiderとしての矜持。

投稿: takeba | 2016年1月12日 (火) 16時04分

作品がいいかわりいかといえば、いいに決まってるでしょうな。当然。

ボウイーのパン屋さんのパンなら、食べたい(←象徴的ジョーク)。

投稿: iwatani | 2016年1月12日 (火) 21時08分

ジョンアンダーソンがある意味(ロック表現の革命)元祖だと言ってましたが、どーもアンダーソンとボウイーと結びつかんなー。

投稿: bad | 2016年1月12日 (火) 23時27分

今日rockin'onの記事の写真を初めて見て、こりゃまさに「力石徹」だと感じた。今だから思うのか、完全に死相がでていた。おいたわしや。

しかし、このブログ始まって以来の閲覧数140超え。いろいろ考えさせられる現象ですな。

投稿: s、n | 2016年1月13日 (水) 01時55分

ショックで絶句してそのまま黙祷している。

投稿: 市川智 | 2016年1月13日 (水) 11時20分

★、最新CD、買おうと思います。

投稿: musataro | 2016年1月13日 (水) 13時53分

★、1966年の3枚のPyeシングルに近い世界だと感じます。翌年のDeramからのデビューアルバムでは、もう全然違う。個人的には、いろいろと思うところもあります。

投稿: takeba | 2016年1月13日 (水) 14時59分

各国が大量生産大量消費を長い間続けた結果
今やもう地球は死に瀕している(らしい)
ニュース・ガイが我々に泣きながらしゃべった話によると
いくら泣いても、あと5年で地球は終わりらしい
(というのは冗談で
地球の寿命はもうちょっと長くは保つらしい
だが
いずれにしろもう手遅れであることには間違いない)
そんな余命いくばくかの
地球上で起きている数々の悲惨な出来事
その根本的な原因をお前は考えたことがあるか?

David Bowieがかつて残した歌詞の一部とその訳:

Children round the world, put camel shit on the walls
They're making carpets on treadmills, or garbage sorting
And it's no game

この今でも
世界のどこかには
駱駝の糞を壁に塗りつけている
子供達がいる
彼らには
足踏みベルト式の道具を使って絨毯を織るか
ゴミの選別ぐらいしかやることがない

これはゲームではない

この世界はなんと不公平なのだろう。しかも、これはゲームではない。これが現実なのだ。「これがゲームだとしたら、そんなゲームは無効だ!」と言いたくなる。

だが、そのように嘆くのは簡単だ。不公平でない世界を実現するための戦略・戦術を練ることは非常に困難な課題であるが、そのような課題にこそ挑戦すべきだと切実に感じる。

投稿: kawabata | 2016年1月13日 (水) 16時58分

相変わらず死んどるのに厳しいのう。
なんやねん大人の癌って。

投稿: iwata | 2016年1月16日 (土) 13時53分

>●日本に多い、愚かなる(頭の悪い、心の優しさもない)クレーマー

それはあなたのことですよ岩谷さん。
検索して三秒で出てきたボウイの社会貢献活動を貼っておきます。不勉強で非科学的な論法で個人を中傷するのは許しがたい所業です。くだらん人生とはあなたのことですよ。まあどうせそういう意味じゃないと逃げるのでしょうが。

David Bowie: Charity Work & Causes - Look to the Stars
https://www.looktothestars.org/celebrity/david-bowie

投稿: ★ | 2016年1月16日 (土) 16時56分

果ってオノ ヨーコが「(ジョンは)ゴッホみたいになるのが怖いのよ」と語った事が有ったけど、ロックスターの中にゴッホの様に破滅型の人っていますよね。例えばパリで客死したジム モリソンとかカート コバーンとか。それに比べて癌とはいえ、そういう死でなかったのは良かったのかな。(ジョージ ハリソンも癌でしたよね)      昔ロッキング オン誌上でIwataniさんが「ユー アー ノット アローン ギミ ヨア ハンズの叫びを信じるのだ」と書かれていた事を思い出しますね。それがデビッド ボウィの歌詩だと知ったのはずっと後の事でした。 

投稿: こうじ | 2016年1月16日 (土) 22時12分

> ボウイの社会貢献活動

欧米では、慈善事業への多額の寄付は、大金持ちやセレブにとって当然の義務ですよ。寄付しない人はgreedyとして軽蔑されるから。

若い人は知らないだろうけど、デイヴィッド・ボウイ氏が「ボウイ債(Bowie bonds)」でいくら儲けたか知ってる?

「ボウイ債」で65億円を調達したデヴィッド・ボウイの偉業

なので、人間の生き方として本質的に重要な問題は、単に自分が儲けた金の一部を他人が運営する慈善事業に出すか否かじゃなくて、自分自身の自発的な思想や信条に基づいて、例えば「不公平でない世界」、「戦争のない世界」、「人殺しのための大義や死ぬための大義となるようなもの(例:国、宗教、貨幣)が一切存在しない世界」を実現するためのプロジェクトを実際に自分自身で立ち上げて、それを地道に継続できるかどうか、じゃないのかな。

投稿: kawabata | 2016年1月17日 (日) 00時50分

1.まず「アメリカでは寄付は義務」という法的根拠を示してください。
私は寄付すると税制面で優遇されることは承知していますが、義務だというのは初耳です。
そもそも義務(強制)だったらもはや寄付(任意)ではありません。

仕事や健康状態などにより社会貢献活動の程度に個人差が生じるのは当然です
社会貢献活動も元手がないと始まりません。
手を動かせる人は多くても、多額のお金を出せる人は限られており、その役割をボウイが担ったということです。
自分なりの役割を果たしたボウイに対し、他人が勝手にハードルを上げて批判するのは傲慢でしかありません。
それともあなたはボウイ以上に資金も労働力も拠出したのでしょうか?

2.それから「社会活動をしないと癌になる」という医学的根拠も示してください。

岩谷氏を擁護するならこの二点の証明が必要です。
以上よろしくお願いします。

投稿: ★ | 2016年1月17日 (日) 11時33分

@最近ここへ出没している2、3の馬鹿どもへ

親族等をのぞいて、世界でいちばんディヴィッド・ボウイー氏を愛している人といえば、この私ですよ。

●チャリティはセレブの誰もがやってること(一種のセレブ税)であり、そんなレベルのことを私は話題にしているのではない。

●80歳台、90歳台、100歳までも、元気で健康で生きてほしかったし、それができる生き方もあったのではないか、と思えてならないのです。

*もちろん私は医者ではないので、癌との関係は、個人的直観です。(最初に、そう書いたはず。)

あなた方が馬鹿を卒業できるためには、インターネット憲法第n条をお読みになられるとよいだろう。

投稿: iwatani | 2016年1月17日 (日) 13時27分

岩谷さんご本人が親切にコメントされているので、私からは以下の1点だけ。

>「アメリカでは寄付は義務」という法的根拠

「ノブレス・オブリージュ」という言葉をWikipediaで検索してみてください。

以上、お目汚し、失礼しました。

投稿: kawabata | 2016年1月17日 (日) 14時22分

高校に入學したころ、ラヂオから「スターマン」が流れてきて「なんてやさしひ音楽だらう」と思ったのを覚えてゐます。
同じころ、今度はロキシーのファーストが流れてきて「なんぢゃこれは!」と驚ひたのも覚えてゐます。
今でもYouTubeでパンタロンを履ひて「スペース・オディティ」を歌うボウイさんを見るとあの頃と同じ気持ちに成ります。
左様なら。星の世界でまたお会ひしませう。

投稿: 萩原水音 | 2016年1月17日 (日) 15時04分

iwataniどの

>@最近ここへ出没している2、3の馬鹿どもへ
→こんな罵詈雑言を書き込む人間が「心の優しさもない」だの(お手製の)「インターネット憲法」だのとはとんだお笑い種ですね。言行不一致・天に唾するとは正にあなたのことです。
こんなシロモノは「俺は根拠もなく勝手放題発言するけどお前らはとことん善意に解釈し無条件で信望しろ」というご都合主義の自慰行為に過ぎません。

>世界でいちばんディヴィッド・ボウイー氏を愛している人といえば、この私ですよ。
→愛してる人に投げつける言葉が「くだらんことやってる人が、よく癌になってる」ですか。
まさにストーカー心理そのものですね。

>チャリティはセレブの誰もがやってること
→ボウイが社会貢献活動をやっていないというご自分の認識の過ちをお認めになったのは結構なことです。

>*もちろん私は医者ではないので、癌との関係は、個人的直観です。
→医学的根拠皆無の妄説を垂れ流したご自分の過ちをお認めになったのは結構なことです。

投稿: ★ | 2016年1月17日 (日) 20時23分

kawabataどの

「寄付は義務」という法的根拠をお示しになれなかったということで了解しました。
もっともボウイも社会貢献活動をしていたという事実がある以上、この論点での議論はもとより無意味ですが。

投稿: ★ | 2016年1月17日 (日) 20時39分

>「寄付は義務」という法的根拠

どうやらあなたは「”義務”と言えば法的な強制力のある義務しか存在しない」と思い込んでいるようですね。ところがどっこい、辞書引けば誰でも判るんだけど、”義務”には、法律には依拠しない、道徳・倫理、宗教、慣習などを根拠とする義務も立派に存在します。

で、Wikipediaを見れば判るはずなんだけど、どうやら見てもいないようなので以下に解説しますと、現代では通常「富裕層、有名人、権力者は社会の模範となるように振る舞うべき」であるという社会的責任を意味する「ノブレス・オブリージュ」(元はフランス語、英語だと名詞化されて"noble obligation"、すなわち「高貴な義務」)は、法的な根拠はないが、道徳的・倫理的な根拠のある義務の代表例です。

で、「ノブレス・オブリージュ」のような義務は、「法的な義務ではないため、これを為さなかった事による法律上の処罰はないが、社会的批判・指弾を受けることもある」わけです(以上、Wikipediaより引用)。これが、大金持ちや有名人にとって「慈善事業への寄付」が事実上の義務(所謂「セレブ税」)となっていることの理由です。以上、証明終わり。

ま、多分、ちょこっとググってみて、ボウイ氏がチャリティーをやってることを発見して、「やった!俺ってスゴイ!大発見!これで鬼の首を取ったぜ!」てな感じでコーフンして投稿したんやろうから、もうこのスレッドへの投稿はこれっきりにしてくらはい。

投稿: kawabata | 2016年1月18日 (月) 00時45分

kawabataどの

長々とレスして頂いたところで申し訳ないのですが、前のレスにも書いた通り、もはやノーブレス・オブリージュなどという一般常識を振り回しての
「寄付は義務か」の議論など無意味なのですよ。

なぜなら岩谷氏の主張「ミュージシャン稼業だけでなく社会活動に取り組んでいたら癌化を防げた」の
前提となる2つの事実認識の第1、「ボウイは社会貢献活動に取り組んでいない」が事実でないことが証明されたからです。

もしこれが事実であれば、「寄付は義務か」の議論の結果がボウイの生き方の評価に繋がったでしょうが、そうでない以上、その先の「寄付は義務か」の議論は無意味なのです。お分かりでしょうか?

ちなみに前提となる2つの事実認識の第2、「社会活動に取り組んでいたら癌化を防げた」については
岩谷氏自身が医学的根拠はないことを認めています。

つまり岩谷氏の主張の前提となる事実認識は2つとも誤っており、よって岩谷氏の主張は誤っているわけです。
("以上、証明終わり。")

投稿: ★ | 2016年1月18日 (月) 02時09分

個人的・傍観者的な意見をひとつ。

@iwatani
やはり氏の本稿を見ても、愛や痛みというのは伝わりにくい文章に見えた。誰もが氏の性格やボウイとのバックグラウンドを知るわけでもなく、未知の人が初見で判断する限り、誤読もありうる文章のように思えた。かえりみる事も必要かと。

@★
そういう文章に、瞬発的に否定反応するのではなく、相手の真意をさぐる所からはじめるべきじゃなかったろうか。(ネット上の)お互いによく知らない者同士の対話では、慎重な態度が中身のある対話を生むと思う。確かめたうえでの反論なら、もっと深部に届くかと思います。

自戒を込めて書かせてもらいました。      (チャンカチャンカチャンカチャンカ)

投稿: s、n | 2016年1月18日 (月) 07時46分

そういや、ポールがジョンの死に対して「くだらないことだ」とコメントしたこともありました。もっとさかのぼれば、子供のジョンが愛する叔父さんの死を受け入れられず、2階に上がりこみ狂ったように笑い続けていたというのもありましたな。

投稿: ☆☆ | 2016年1月18日 (月) 23時47分

s、nどの

ネットでの議論の場にはあなたのような両成敗的なレスをされる方が必ずと言っていいほど出てこられますね。
岩谷氏を「誤読もありえる」と評している一方、私に対しては「相手の真意を探れ」と書かれました。

しかしこのブログは閲覧制限はなく、筆者の人となりを知る仲間内以外の世界中だれもが閲覧可能な公開の場です。
公開の場での発言においては、故人の尊厳や故人を悼む人々を傷つけぬよう慎重かつ丁寧な論考・記述を尽くすべきですし、
言論・表現の自由を行使した以上反論にも耳を傾ける責任があります。
百歩譲って岩谷氏のこの文章に「真意」なるものがあるとしても、岩谷氏にこの姿勢が欠けているのは
「愚かなる(頭の悪い、心の優しさもない)クレーマー」「最近ここへ出没している2、3の馬鹿ども」などと
反論者を牽制・罵倒する文言があることから明らかです。

齢70にも達した、ボウイやインターネットに関する著作もある人物が、
基本的な事実確認や科学的根拠およびネットマナーを欠いた主張で故人を中傷したことを非常に残念に思います。

投稿: ★ | 2016年1月19日 (火) 01時23分

 自分も大のボウイ ファンですが、岩谷さんの本稿はあくまで“建設的な批判”であり、ボウイを貶める“中傷”とは異なると感じました。最後は「偉大なる人生」と結んでもいます。

 逆に、「くだらん人生とはあなたのこと」「ご都合主義の自慰行為」「ストーカー心理そのもの」という“反論”にネットマナーがあるのか疑問に思います。それらの言葉こそまさに“中傷”ではないでしょうか。

投稿: 酔っぱらい渋谷 | 2016年1月20日 (水) 02時05分

なんかこんな論議に執着するのも、オトコの「オタク脳」の症状の表れのような気がする。それよりも今大事なのは、女性的な「つながり脳」的な感性ではないかと思われる。

投稿: s、n | 2016年1月20日 (水) 07時31分

@s、n
このけがらわしいスレッドはすでに萩原さん(たぶん女性の方)が、きれいなファイナルを打ってるんだ。馬鹿オトコの粗暴な脳と心は、そんなことに気づく能力すらない。

やっぱ、馬鹿は、最初から無視が、唯一の正解だね。正常な理解能力ゼロの人たちだから、無意味な泥沼にしかならない。ネット資源の無駄遣いだ。

ましてや、つながり脳なんて、やつらにあるわけない。

投稿: iwatani | 2016年1月20日 (水) 09時38分

岩谷さんのロジャーの訳詩が好きでした。
馬鹿を言ってごめんなさい。
後を追った人どれくらいいるのかなあ。

投稿: iwata | 2016年1月20日 (水) 19時27分

ストーンズ最強

投稿: k | 2016年1月26日 (火) 00時17分

岩谷って他人に対して馬鹿を連発するね
エラそうに
癌になるんじゃない
こんなくだらん分筆活動やってたら

あ、これ岩谷愛発言だから

投稿: | 2016年2月 9日 (火) 11時54分

ネコちゃんワンちゃんが、癌細胞を消してくれるはずです。

投稿: bad | 2016年2月 9日 (火) 13時08分

>酔っぱらい渋谷

根拠の無い事実誤認はもちろんのこと、「馬鹿」だの「くだらん」だのという罵倒のどこが建設的な批判なんですかね。

一方で「くだらん人生とはあなたのこと」は岩谷氏自身の発言をそっくり返しただけだし、「自慰行為」も「ストーカー心理」も普通に放送も可能な論評の範疇ですよ。

投稿: | 2016年2月26日 (金) 19時55分

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