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2015年11月 8日 (日)

脳の革命

これは前回記事に対する南さんのコメントへのレスにするつもりだった内容を、独立記事にしたものです。

基本的には、それぞれ資本主義の動きに飲み込まれて、そこで独自のものを作っていく以外に現実路線はないでしょう。部分的には、ハッカー的行為の中に、重要なものの芽がありうるかもしれません。

もっと巨視的に見て重要なのは、たとえばグーテンベルグ(印刷の発明、“本”と“読書”の大衆化)が、のちの市民革命(フランス革命など)を準備したと言われますけど、その当時、未来のそんな事態を予見した人は(私の知るかぎり)いなかったと思います。

これと似て、プログラミング能力が広く大衆化したとき、どんな社会になるか、も、予見しづらいです。

おおまかに言えるのは、多くの人間が、客観的・普遍的・論理的な思考能力を持つと同時に、コミュニケーションの実践も広がります。闊達でフレンドリーなコミュニケーションなしに、良質なプログラミングは不可能です。

ということは、人間が脱共同体化、脱ネイティブ化して、イナカモンではなくなります。コミュニケーションの場で、それぞれの旧共同体の排他的な価値観を他に押し付けることは不可能だからです。戦争は徐々に減ります。

(なぜ爆弾を腹に巻いて自爆テロができるかというと、共同体==100、自己(個人)==0、の根性だからです(そう洗脳される場合もある)。)

Linuxの生成史が証明しているのは、充実したコミュニケーションの場では、貨幣トランザクションが邪魔である、要らない、ということです。プログラミングを軸としてコミュニケーションがグローバルに充実すれば、トレード(==貨幣的トランザクション)に依存せず、コミュニケーションが支える地球社会ができるでしょう。だんだん、戦争をする理由がなくなります※。

※: たとえば物資は、貨幣(という残酷な格差要因)によってではなく、ニーズとコミュニケーションによって移動するでしょう。

今中東などで荒れ狂っているのは、まとめて言えば、(宗教と権力を含む)旧共同体問題です。その中で資本主義(C国R国などの国家資本主義を含む)は、正しくコントロールしないと、火に油を注ぐ役しか演じません。現地に対する国際的な治安努力のほかに、搦手(からめて)からの経済的治安努力の強力化がどうしても必要です。また、現地の子どもたちへの教育投資も、きわめて重要です(この面でも女性が活躍か?)。プログラミング能力の大衆化は、後二者に貢献しうるでしょう。

われわれはグーテンベルグ時代と変わらずアホですが、でもコンピュータプログラムの読み書き能力の大普及が人類社会に何をもたらすか、ときどき、必死になって考えるべきです。

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コメント

我々は、人類史第1章の終わりに立ち会えるかもしれない。

いや、終わらせよう。

投稿: 南 | 2015年11月 9日 (月) 08時06分

@南
>人類史第1章の終わりに
数少ないコメントさんに言うのは気がひけるが、そんな抽象的な言い方しかできないのかね。そりゃそんなふうに抽象的に言えばスマートでカッコイイし誰も傷つかなくてすむのだが、「具体的なあなた」がまったく見えない、感じられない。あなたは前と変わらず霞の中に暮らしている仙人のよう。そんなご宣託は空回りするだけ。おまけにチャネルはhiwa氏としか繋げない。とくれば、あなたはコミュニケーション忌避の真っ只中。なんにしろ、抽象的であるために、なにをどうするのか全く見えないのだが。そろそろ言葉に酔うのはやめたらどうですか。

投稿: s、n | 2015年11月11日 (水) 07時51分

@s、n
・対話では余計なことを言ってはいけない。「南さん、人類史第1章の終わりってどういう意味ですか?」、これだけでよい。
・感情論のようなレベルでは、良い対話は生成しない。
・私もあなたもまだ、この南さんという人をよく知らない。徐々に知る努力をすることが先決。
・言葉のスタイルは、人により、ものすごく千差万別です。このことは、このブログや前身のエッセイ集でくどいほど、繰り返している。「自分の基準」で他人の言葉を解釈しようとしてはいけない。

投稿: iwatani | 2015年11月11日 (水) 08時41分

関係ないが、ジミヘンのpurple haze のliveをyoutubeで見たが、あ、この人天才だと単純に思ってしまった。

投稿: bag | 2015年11月11日 (水) 16時39分

@iwatani
なるほど。
では、仕切りなおして再度質問させてもらいます(*´v゚*)ゞ。
南さん、人類史第1章の終わりってどういう意味ですか?

投稿: s、n | 2015年11月12日 (木) 04時41分

貿易センタービル自爆テロだが、知人によると実行者には麻薬を飲ませたという話もあるらしい。

投稿: bad | 2015年11月12日 (木) 22時39分

@bad
> 麻薬を飲ませた
こういう話は、オリジナル出典の明記されていない情報は無視すること。こうやって、ほかに広めてもいけない。

インターネットを、これ以上ゴミだらけにしない方がよい。

投稿: iwatani | 2015年11月13日 (金) 08時57分

@iwatani
>なぜ爆弾を腹に巻いて自爆テロができるかというと、共同体==100、自己(個人)==0、の根性だからです
どうもやはりそんな人たちが身近に来ると、トラブルが発生するだろうなー。そんな人らはやはり情報が足りてないのだと思う。で、自分の考えに固執する。他や多様をしらないから。それしかないと思うから。それが正義だと信じているから。
そんな人らの頭を揉みほぐすには、教育(?)とともに音楽やダンスというのは有効性のあるメディアだと思う。


ISにとって難民受け入れ政策というのは、本当に邪魔らしい。彼らには敵対関係が存立基盤だから。裏ではやはり、ブラックゴーストが操っているのだろうか。

投稿: s、n | 2015年11月23日 (月) 08時03分

なんだかんだと年末である。いろいろと仕事も立て込んでくるのである。そんな雑多な仕事をうまくこなすには、やはり情報交換が大事である。「アレが足りない」「コレに余裕がある」というあからさまな情報のやりとりが不可欠である。コミュニケーションの本質とは、たえず発生する過不足という問題を、いかにスムーズ・円満に解決するか、ということにあるのではないだろうか。そのためには情報を隠さない、透明性というのが必要である。

だけど最近の若い人を見ると、どうも自分の問題点を隠して自分の中だけで処理しようとするように見える。どうも相手に遠慮して、問題点をおもてに出そうとしないのではないか。また大人も、弱みを見せるのがイヤなのかすっきりしない。自分から見ると、コミュニケーションや人間関係とはお互いに、面倒をかけあう、助け合うという点が大きいのだと思う。それを遠慮して滞っているようでは上手くいかない。それができないのは、その人の幼少期からの体験に、人との関係性にまみれているという状況が少なかったからではないでしょうか。それに慣れていない。ここにも王子さま病の弊害が出ているように思うのである。

投稿: s,n | 2015年12月18日 (金) 06時24分

そして今必要なのは、「助けてほしい」と頼む度胸である。悲しいかな、今の社会ではそれが言いにくい社会であるから。
こう考えると、バガボンド36巻ラストの武蔵のセリフは大きな転換点である。

投稿: | 2015年12月18日 (金) 07時25分

>どうも相手に遠慮して、
とくにオトコは遠慮というより、相手に気を使う・関わるのが面倒なのではないか。そのくせ「オレは自分のことは自分でやっているんだから、オマエもわかっているよな」的な意地の張り合い。無意味に悲惨である。ディスコミュニケーション。

投稿: | 2015年12月22日 (火) 05時18分

>教育(?)
なぜ(?)かというと、教育とは、共同体の価値観(古い価値観)を相手に教え込むものだからである。端的な例が「社員教育」だと思う。「企業に望まれる社員になれ」と洗脳してかかるのが、教育だと思う。旧・共同体の存続を維持しろと。
翻ってみれば、日本に来るシリア難民にも教育という押し付けは、良くない気がする。「日本にとって望ましい人間になれ」といっても、彼らは耳を貸すのだろうか。フランスの移民問題も、彼らをある種、劣等民族とみなしているが故の問題である。

投稿: s、n | 2016年1月19日 (火) 13時46分

大学(中退)まで行っているのだから、この自分も多分洗脳されとるんやろな。

投稿: bad | 2016年1月19日 (火) 14時52分

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