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2015年11月29日 (日)

許容限度以下の貧困

ノーベル平和賞を受賞した マララ・ユスフザイさんは、自国のパキスタンでは冷たい目で見られているらしい。彼女がどんだけ世界的にちやほやされても、貧困と、貧困ゆえのテロ集団の存在は、やまないからだ。マララがどんだけ世界の有名人になっても、うちらの生活と社会は変わらない。

一方、アメリカ人の肥満はひどい。醜悪のレベルを、とっくに通り越している。気持ち悪いぐらいの過剰な肥満。ブロードウェイミュージカルもディズニーランドもハリウッド商業映画の大半も、等々々々も、無意味な文化の無意味な肥満だ。

そして他方に、母子ともに慢性的日常的に栄養不良==発育不良+疾病多発、という許容限度以下の貧困がある。マララちゃんがいくら「エジュケーション・ファースト」と叫んでも、工場や工事現場などで働かされるローティーンは減らない。学校なんか、行きたくても行けない、という許容限度以下の貧困。貧困国は、国の財政も貧困だから、生活保護などに手が回らない。ティーンでなくなると、テロ集団が唯一の‘就職先’となる。

少々のボランティアやチャリティでは、どーにもならない。国連も、十分な救援用予算は持っていない。

アメリカ人とアメリカ文化の、無意味の塊のお化けのような肥満は、当人たちが“他者”に目覚めないかぎり、解消しない。他者からの復習は、とっくに始まっているというのに。

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猫冬支度とスイッチ付きタップ

1年を通じて、犬猫(とくに猫)の世話は、冬支度がいちばん、作業量が多くてたいへんである。

たくさんある作業の中から、ここでは、「電気アンカのセットアップ」に伴う問題を取り上げよう。

つぐらにアンカをセットした場合、そのコードを、コード付きタップのスイッチあり、につなぐなら日常のon/offは簡単である。

しかし、壁のコンセントにいきなりとか、タップでもスイッチなしのやつとかだと、on/offをアンカのコードの抜き差しで行わなければならない。長年、これがかったるかった。

しかし、今年は良いものを発見した。これだ:

Swtap

壁のコンセントでも、スイッチなしのタップでも、こいつを挿入しておけばよい。スイッチありのコンセントやタップに変身する。アンカのon/offが、簡単になる。

この製品の正規の名前は知らないけど、この写真のはBUFFALO(あのBUFFALO!)の製品で、やや高い。あと、YAZAWAとかOHMなども作っている。OHM製は、安い。

今三つセットしたが、あと二つぐらい買いたい。

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2015年11月24日 (火)

おとろしい記述(屠畜場における動物の扱い)

先日は肉豚の飼養の残酷さを引用しましたが、今回のこれは、屠畜場における動物の扱いのひどさです。うーん、肉食そのものがいけない、とも言えないし、困ります。

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2015年11月23日 (月)

狂信ということ

昔の地下鉄サリン殺人事件のときもそうだけど、彼らの信仰内容なんて、当時も、そして今になっても、全然分からないよね。しかも、詳しく知ろう、という気にもならない。人殺しを肯定する教義、というだけで関心は失せる。

だから問題なのは、われわれがこうして生きている同一の社会内での、彼らの「行動」だけだ。
殺人という犯罪。そしてそれに対する法の執行。

狂信集団に対しては、そういう、『表面的な認識』だけが、唯一有意義だ。ほかのことはわからんし、どーでもいい。今回のは殺人だけでなく、ものすごい女性虐待もあるらしいが。

確固たる世界法はまだないけど、共通常識・良識のようなレベルでやりながら徐々に生成していけばよい。

永井豪の「デビルマン」を久々に読んでみたが、あの、初期のヘビメタみたいな、半ばかったるい漫画も、あの『悪魔思想〜悪魔理論』を本気で信ずる人が、万一、いるのかもしれない。

狂信&狂信者は、どうやって生まれるのか、よく分からない。…一種の、病気か。
(それが発生する社会的風土、はあると思うが。)
効果的で強力迅速な、global law enforcementを望むのみ。
第二のサリン事件は、起きてほしくない。

p.s.インターネットは人類が始めて獲得した対話型/会話型のメディアであり、したがって狂信は、反インターネット的なるものの最たるものである。それは、インターネットをインターネットらしく使うことができない。


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2015年11月19日 (木)

集団殺人犯の検挙と空爆

はミスマッチである。私は2〜3歳の幼少時に防空壕というものに家族と共に入っていた経験があるが、空からの爆撃というものは事前に遠方の機影や音を察知できるから、条件と環境さえ整っていれば生き延びることができる(if you have a good shelter, etc.)。また、いきなり殺してしまうことは、検挙努力とは言えない。一般市民の犠牲も、すごく多いだろう。

どこかのバカヅラ大統領が「これは戦争だ!」とわめいておったが、断じて戦争ではない。あくまでも、国際的な治安努力である。現状では司法のグローバル化がいたって未整備なので、おかしなことになってるだけだ。

上に述べたように、空爆は生存者が多いことが見込まれるので、彼らは今後さらに分散化し、国際司法の努力はなお一層困難になるだろう。では、どうすべきか? 私は集団犯検挙技術の専門家ではないが、シロウトの直観として言うなら、divide and conquerがベースとなるべきではないか。

人が狂信的殺人者に育たないための社会環境作りは、また別の課題だが、そのソリューションの一端は、すでにマララちゃんが言うておったはずだ。

なおこの記事は、歴史視野が時間面でも空間面でもやや狭い気がするが、本当の、強力な、ソリューションに向けての参考になると思う。

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2015年11月14日 (土)

時すでに遅し

あしかけ数世紀にわたって中東を搾取してきた国としては、イギリスを東の横綱とするならフランスは西の横綱だけど、今さら気づくのは、その数百年間、彼らは中東の社会や人間(王族以外)に対して、良いことは何一つしてないんだよね。そのことに気づくと、まるでテロリストは彼らが育てたようなもんである、と。いや、中東ばかりでなく、アフリカとかもそうだけど。

植民地主義も、黒人奴隷制度も、対象に対してだけでなく、行為者にとっても互角平等に、ひどかったのである。まさしく、「あとから襲来する他者」という意味において。

いくら、西欧が蒔いた種(たね)とはいえ、こんだけどぎついリパーカッションは、いつまで続き、どう収束するのか。今後、黒人+インディアン→アメリカとか、アイヌ→日本とか、等々々々、えんえんと続くのか…。

時すでに遅し、か。それとも…。

マララちゃんも言うとった。彼らには教育という食べ物すら、小さいときから与えられていないと。象徴的比喩的に言えば、黒人学生を差別したApple Storeの店員は、その行為によって、世界中に、リベンジを誓う1万人ぐらいの新たなテロリストを作り出してしまったのだ。芯からのアホである、西欧的驕(おご)りは。自らへ向かう刃を大量に作り出す、という意味において※。

※1: おいおい、自民党のアホおっさん(&おばはん)どもよ。このままいけば、次世代、次々世代の琉球人の若者のかなりの部分が、日本人を殺し、日本の都市や古蹟を破壊する、テロリストになりまっせ。絶対や。絶対確実や。

※2: この話は何度も繰り返すが、イスラエル人による不法入植とその拡大は、非常に高性能なテロリスト量産マシンである。次回のホロコーストは、リアルな大義(cause)を持つ。


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2015年11月10日 (火)

おとろしい引用(肉豚の飼育)

私(岩谷)はこのところ医師から肉食を禁じられている(きれいな血管と血液を維持するため)ので食べなくなったので、偉そうなことは全然言える資格ないけど、これはひどい!!!:

日本ハムさん、ホームページでブタの飼育環境の真実を記載してください
発信者:Mibu Akiko

日本ハムのホームページでは「豚たちには、ストレスなく元気に育ってほしい」「豚はとても繊細な生きもの。」とあり、ストレスのない清潔な環境で大切に育てられているイメージがアピールされています。しかし実際はどうでしょうか?

このホームページでは「断尾」されたブタの写真が確認できます。
http://www.nipponham.co.jp/group/sennyu/buta.html

「断尾」がある以上、ストレスフリーで大切に育てられていると認めることはできません。フィンランド、スウェーデン、ノルウェーでは豚の尾の切断はすでに禁止されています。

また、豚舍は工場のようであり、日の当たる場所でブタの好きな泥浴びをしながら育っているとは思えません。
http://www.nipponham.co.jp/group/taisetsu/buta.html

現在の日本における養豚のほとんどでは、子ブタは生後1週間で歯をニッパーでで切断されます。さらにオスの子ブタは肉の「雄臭」を防ぐため鋭利なカミソリで陰嚢を切開、睾丸を引き抜かれます。また、ストレスにより仲間の尾をかじってしまうため尾を切断されてしまいます。いずれも麻酔なしで行われるので「繊細な生き物」であるブタは心身ともに大きな苦痛を受けます。また母ブタは生涯「妊娠ストール」という方向転換もできない窮屈で退屈な檻に閉じこめられ、自らの汚物にまみれ、妊娠・出産を繰り返しさせられます。

日本ハムのホームページに掲載されている写真と、アピールされている「ストレスのない環境で愛情をこめて大切に飼育」には食い違いがみられます。そこで日本ハムに対して「歯・睾丸・尾の無麻酔切断」「妊娠ストールの使用」の有無、および「放牧され、泥浴びの出来る環境であるかどうか」を、メールにて再三にわたり質問しました。しかし、ついに日本ハムから回答がくることはありませんでした。

本当の事が知りたい。
本当の事をホームページに記載してほしい。
そういった思いからここに署名をたちあげることにしました。

日本ハムさん、ブタは本当はどのように飼育されているのですか?
「歯・睾丸・尾の無麻酔切断」「妊娠ストールの使用」の有無、および「日の当たる場所で放牧され、泥浴びのできる環境」で飼育されているのかどうか、それらを明らかにしてください。
消費者に対して真実をホームページに記載してください。
私たちに本当の事を教えてください。
ブタたちが苦痛もストレスもなく、本来の性質を尊重した環境で飼育されている事を望みます。

キャンペーンに賛同!

最近は肉を食べたいとは思わないし、たまに少々食べる機会があっても、おいしいとは感じない。近未来の地球の人口爆発に対応するためには、夢のような食料増産技術を云々するより、穀物を畜産に向けるのをやめた方が現実的ではないのかな。

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2015年11月 8日 (日)

脳の革命

これは前回記事に対する南さんのコメントへのレスにするつもりだった内容を、独立記事にしたものです。

基本的には、それぞれ資本主義の動きに飲み込まれて、そこで独自のものを作っていく以外に現実路線はないでしょう。部分的には、ハッカー的行為の中に、重要なものの芽がありうるかもしれません。

もっと巨視的に見て重要なのは、たとえばグーテンベルグ(印刷の発明、“本”と“読書”の大衆化)が、のちの市民革命(フランス革命など)を準備したと言われますけど、その当時、未来のそんな事態を予見した人は(私の知るかぎり)いなかったと思います。

これと似て、プログラミング能力が広く大衆化したとき、どんな社会になるか、も、予見しづらいです。

おおまかに言えるのは、多くの人間が、客観的・普遍的・論理的な思考能力を持つと同時に、コミュニケーションの実践も広がります。闊達でフレンドリーなコミュニケーションなしに、良質なプログラミングは不可能です。

ということは、人間が脱共同体化、脱ネイティブ化して、イナカモンではなくなります。コミュニケーションの場で、それぞれの旧共同体の排他的な価値観を他に押し付けることは不可能だからです。戦争は徐々に減ります。

(なぜ爆弾を腹に巻いて自爆テロができるかというと、共同体==100、自己(個人)==0、の根性だからです(そう洗脳される場合もある)。)

Linuxの生成史が証明しているのは、充実したコミュニケーションの場では、貨幣トランザクションが邪魔である、要らない、ということです。プログラミングを軸としてコミュニケーションがグローバルに充実すれば、トレード(==貨幣的トランザクション)に依存せず、コミュニケーションが支える地球社会ができるでしょう。だんだん、戦争をする理由がなくなります※。

※: たとえば物資は、貨幣(という残酷な格差要因)によってではなく、ニーズとコミュニケーションによって移動するでしょう。

今中東などで荒れ狂っているのは、まとめて言えば、(宗教と権力を含む)旧共同体問題です。その中で資本主義(C国R国などの国家資本主義を含む)は、正しくコントロールしないと、火に油を注ぐ役しか演じません。現地に対する国際的な治安努力のほかに、搦手(からめて)からの経済的治安努力の強力化がどうしても必要です。また、現地の子どもたちへの教育投資も、きわめて重要です(この面でも女性が活躍か?)。プログラミング能力の大衆化は、後二者に貢献しうるでしょう。

われわれはグーテンベルグ時代と変わらずアホですが、でもコンピュータプログラムの読み書き能力の大普及が人類社会に何をもたらすか、ときどき、必死になって考えるべきです。

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2015年11月 5日 (木)

やっぱり女性はエライ!(第x回)

イギリスのプログラミング教育ボランティア団体Code Club。

このお姉ちゃんたちもすごいわ。

うまくいけば、本当にすごいことになりそう。

この香港の女性も、ほんまにすばらしいが。

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