許容限度以下の貧困
ノーベル平和賞を受賞した マララ・ユスフザイさんは、自国のパキスタンでは冷たい目で見られているらしい。彼女がどんだけ世界的にちやほやされても、貧困と、貧困ゆえのテロ集団の存在は、やまないからだ。マララがどんだけ世界の有名人になっても、うちらの生活と社会は変わらない。
一方、アメリカ人の肥満はひどい。醜悪のレベルを、とっくに通り越している。気持ち悪いぐらいの過剰な肥満。ブロードウェイミュージカルもディズニーランドもハリウッド商業映画の大半も、等々々々も、無意味な文化の無意味な肥満だ。
そして他方に、母子ともに慢性的日常的に栄養不良==発育不良+疾病多発、という許容限度以下の貧困がある。マララちゃんがいくら「エジュケーション・ファースト」と叫んでも、工場や工事現場などで働かされるローティーンは減らない。学校なんか、行きたくても行けない、という許容限度以下の貧困。貧困国は、国の財政も貧困だから、生活保護などに手が回らない。ティーンでなくなると、テロ集団が唯一の‘就職先’となる。
少々のボランティアやチャリティでは、どーにもならない。国連も、十分な救援用予算は持っていない。
アメリカ人とアメリカ文化の、無意味の塊のお化けのような肥満は、当人たちが“他者”に目覚めないかぎり、解消しない。他者からの復習は、とっくに始まっているというのに。
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