日本の平和憲法を世界の平和憲法に
人間という動物、とくにその雄(おす)には、遺伝子中に暴力性があり、一方コミュニケーション指向性はない、皆無である。だから対他問題のソリューションをコミュニケーションではなく暴力(戦争〜ストーカー殺人〜幼児殺し)に仰ぐのは、その理由は、暴力性しかないから、それだけである。そのほかのもっともらしい説明は、すべてウソ。
暴力に頼るソリューションは、相手が死ぬか自分が死ぬかだから、単純で早くて効率的だ。知性を要しない(バカでもできる、車の運転がバカでも…というかバカほど…できるように)。知性の行使、すなわちコミュニケーションは面倒だが、面倒だからしないのではなく、人類の雄には知性がないからしないのである。
*そもそも、自分が死ぬ方はあまり想像しない。バカだから。
しかし暴力に対する短期的な抑止力は暴力しかないわけだから、暴力には二種類ある、と、しょうがないから考えよう。恣意的暴力と、法執行力としての暴力だ。
そして今の世界の問題は、ソリューションを恣意的暴力に仰ぐその暴力性に対する、抑止力、法執行力としての暴力が皆無であることだ。
またその前提となる世界法、グローバル法もない。
日本の平和憲法は対他問題のソリューションとして暴力を使うことを禁じているが、これが単に一国の憲法であるのが、いかにもひ弱だ。
(もちろん、“強力な”平和憲法にするための努力の積み重ねを怠ってきた、という重大な問題もあるが。)
ともかく、非戦・不戦を世界憲法の骨子とし、それが、強力な法執行力によって裏打ちされることが必要だ。
王子様の早期退位に成功したら、次期政権はそっちを志向してほしい。新幹線を世界中に売ってるように、平和憲法を世界中に売るのだ。
でないと、平和憲法自体の将来性がやばい。
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コメント
憲法九条を当たり前と感じられない感性。
戦争を(嫌々ではなく)したいという感性。
理屈ではなく感覚。
投稿: 南 | 2015年3月31日 (火) 08時15分
車の運転がなぜ面白くないかというと、運転しているとだんだん逆に運転させられているという感覚になるからだ。
投稿: bad | 2015年3月31日 (火) 17時16分
はてさて、話が遠大すぎて。
ところでiwatani氏は自分のことを、なんと呼ぶんだろう。はっはっは。
投稿: ohiya | 2015年3月31日 (火) 19時39分
昔、iwataniさんがどこかで書いていたように記憶しているのですが、どんな強力な核ミサイルなんかが飛んできても、女性器のようにつつみこんじゃって腑抜けにさせちまうような武器(?)があればいいななんて考えたりして・・・でもオトコという生き物は、そういう物を持たせたら、いい気になって他国にミサイルをぶちかますんだろうな。きっと。
投稿: musataro | 2015年4月 1日 (水) 00時39分
@musataro
たしかイギリスのスリッツ(ワレメ)という女性バンドでしたよね。
ところでmusataroさんは何県に住んでるんですか。良かったらメル友になってまらえませんかねぇ。
投稿: ohiya | 2015年4月 2日 (木) 06時49分
訂正
もらえませんかねぇ。 (失礼)
投稿: ohiya | 2015年4月 2日 (木) 06時52分
スポーツジムでバーベルを上げ下げしたりしているのを見て、何じゃこいつらと僕もおもったがあんなもん、一体なにが面白いんじゃ。
投稿: bad | 2015年4月 2日 (木) 22時57分
どうも毎回うすい話で申し訳ないが、今日「言って委員会」を視て感想。
お題 日本は米軍基地とオサラバできるのか?
コメンテーターは全員できないの回答。というか、この問題の立て方に問題はないのか。どうして、紛争・戦争ありきの前提で話し合うのか、分からない。それを避けるための交渉・援助という方向になぜいかないのか、とても不思議である。iwaさんの言う平和への実装努力、国防費なんかよりも平和費の方が、何十倍も健康で生産的だと思える。
とにかく、なぜ中国との衝突を回避するための、コミュニケーション努力がおざなりなのか恐怖である。こんなTV番組自体、我々をコントロールしていく道具になっているような気がする。
投稿: ohiya | 2015年4月 5日 (日) 15時06分
30年前、インド料理カフェレストランでのバイトの女性との話。金沢だったら才能を伸ばそうとしたら生きるか死ぬのけんかになる。東京なら先生についたりして才能を生かせるという話、そんなもんかね、東京くんだりまで行って才能なんてと僕は思うのだが。
投稿: bad | 2015年4月 5日 (日) 18時31分
なんで金沢はそんな恐ろしいとこやと言うんすか?
投稿: ohiya | 2015年4月 5日 (日) 22時42分
あのそのバイトの女の子がなんでか、ほんな事ゆうとったんです。
投稿: bad | 2015年4月 6日 (月) 01時49分
もうひとつ、その店の当時サブマスターだったKさんに何も悩むことなんてないじゃない、バカばっかりやがいねと、言われたな。
投稿: bad | 2015年4月 7日 (火) 22時05分
無理解のゴリ押しをしている相手には、何を言っても無駄だ。クソッ。
投稿: bad | 2015年4月11日 (土) 23時21分
新戦争論 小林よしのり はいろいろ疑問の残るマンガだが、最終章の竹内浩三の詩が哀しい。兵隊の死ぬるやあはれ
とほい他国でひょんと死ぬるや だまって だれもゐないところで ひょんと死ぬるや,,,,,
投稿: bad | 2015年4月23日 (木) 16時03分