グース
テレビでやってる映画を、久々に最後まで見てしまった(たいてい、途中で寝てしまうのだけど)。それは、人間が電灯の熱で孵化したため人間を母鳥と認識している雁16羽の初めての、越冬地への渡りを、人間が空を飛んで引率する、という、一般的にはありえない話を描いた「グース」だ。
まあとにかく、鳥たちがかわいく撮られているので、最後まで見入ってしまった。うちの猫たち犬たちを見ていても思うが、彼らも望まずしてこの世の生物として生命を得た、罪なき魂(==自己)たちなのだ。それが、いっしょうけんめいがんばって、ひたすら、空を飛んでいく。幸せを願わずにはいられない。
そこから連想したのは、今住んでるC県の農村部は、ほぼ全般的に、数十年前には白鷺(ときどき青鷺)がうじゃうじゃといた。今は、絶滅こそしてないが、いるときでも田んぼ20〜30枚につき1〜2羽ぐらいしかいない。
鷺は美しい。鶴や朱鷺よりも美しい。because私がいつも至近距離で実物を見られるから。とくに白鷺の、白、黒、黄、赤の絶妙の配色のセンスは、どんな天才デザイナーをも超えている。今、「鷺」で画像検索をしても、その美しさを完璧にとらえた写真は見つからない。青鷺もまた、見事に美しい。
この冬は、一羽の青鷺(たぶん子ども)が近くの田んぼに常駐していた。どんな食べ物が、あったのか…。鷺が激減した最大の理由は、農薬によりたにし、どじょう、などなどが激減したためだ。ここC県の農村部の最近数十年は、鷺の減少と、松の木の虫害による全滅がもっとも大きく目立つ現象だ。里山は、依然として、檜の醜い放置林が専有している。このままではC県の農村部は、「美しい日本の農村」という世界的観光資源には、絶対になりえない。地域住民が、里山で山菜やきのこを採取して楽しむこともできない。檜の醜い放置林でなければ、儲かりもしないゴルフ場ばっかしで、ヒコーキの窓から見ると唖然とする。
今のC県は、ばかなオトコの犯罪者が多い。犯罪者ではないが、あのバカ(詳細略)も、C県のオトコだ。
国防よりも重要なのは、本当に心から守りたくなる国にしていくことだ。
初めて春めいてきた今日(02/23)、その越冬青鷺のそばに、一羽の白鷺が連れ添っていた。
| 固定リンク
コメント
愛国と言うなら、まず愛したくなる土地柄にすべきなのにそこをすっ飛ばして愛国を叫んでいる人々。
愛される土地柄にするためには自分自身が愛される人になるのが先決なのに。
投稿: 南 | 2015年2月24日 (火) 08時06分
中学1年の少年が、いじめに近いパターンで殺されたようだ。僕も何度もいじめられ半殺しの目にもあっているが、いじめる奴って例外なく頭が極端に悪いのである。今回も警察も何も事件を止められなかった。くそ。馬鹿な。
投稿: bad | 2015年2月24日 (火) 22時18分
NHKの朝ドラ、中島みゆきの主題歌。何回聞いても聞けば聞くほど、クソ気持ち悪い“軍歌”に聞こえるぞ。
投稿: ohiya | 2015年2月24日 (火) 23時30分
@bad
> 頭が極端に悪い
「バカほど怖いものはない」と言う。似たような言葉で「気狂(ちが)いに刃物」と言う。バカ+狂気+集団(徒党)+凶器としての武器、この四拍子揃ったところへ接近するのは、まさに自殺行為。
中東のあればっかし目立つが、本当は日本でもどこでも類型はある。オトコの文明化は始まってから日が浅く、したがって完成度が低い。いつもオトコの原始的低レベル(他者不在の暴力的性衝動や相手を殺すための暴力)をコントロールできない出来損ないが存在し、また往々にして彼らは徒党を組む(軍隊という低レベル)。
バカほど怖いものはない。君子危うきに近寄らず。
人類のオトコ、90%はバカ。
あの子も、大声をあげて住宅地方面へ逃げるべきだった。
投稿: iwatani | 2015年2月25日 (水) 21時32分