« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »

2015年1月29日 (木)

バカ評論家バカ記者バカ学者

「彼らはメディアの使い方がうまい、巧妙だ、洗練されてる」
彼らは、インターネットという対話的メディアを前世紀的なブロードキャストメディアとしてのみ使っている偏狭な人びとである。

完調な自動車にロープをつけて馬につないで、馬車の荷台としてのみ使ってるようなもの。

「イ***国を敵とするのか」
敵というリッパな(?)存在ではない。国際治安活動の対象物でしかない。単なる残酷な暴力団、ギャング団。日本における××会やオウム真理教なんかと同じ。

また国連PKOの兵士が死んだ。今回はヒズボラ側の弾で。今の国際治安活動は、非力すぎます。なんとかせねば。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2015年1月25日 (日)

グローバル無法地帯

国際司法とその法執行力(law enforcement)の充実が重要、という話もこのブログで何度も取り上げているが、これに限らず、当ブログの話題は、世の中に真剣に取り上げられたためしがない。

開拓時代初期のアメリカ西部や、やや下って警察が上も下も大型ギャングに買収されていたときのシカゴなども、無法地帯と言われるが、それらの場合、「法」はとりあえずある。執行力が無能に近いレベルなのだ。

一方今日のグローバル社会は、まず「法」がないから。「法執行力」もない。どんなにひどい悪でも、大手を振ってのさばってしまう。というか法がないから、オフィシャルな悪もない。何をやっても悪にはならない。

オウム真理教の場合は、日本の法と執行力(警察)があったから、比較的早期に団体を解体に追い込めた。主要人物もほとんど逮捕できた。

今のグローバル社会では、誰が何をやろうと、それを抑止できる法とその執行力がない。地球警察がない。手をこまぬいて残酷劇を見守るしかない。ローカル政府(イラク、シリア)は、国内に関しても完全に無力だ。

仮にオウムが、日本の法執行力よりも断然強かったら、政府やわれわれは、どうしていただろう?

実はこの疑問にも、答えはない。

もうひとつ。インターネットというグローバルなコミュニケーション手段をずたずたにしている某国政府。その「悪」(国家悪)に対しても、抑止力は皆無だ。

| | コメント (13) | トラックバック (0)

2015年1月24日 (土)

その根本を消せ

イスラム原理主義者だけではないよね。日本のオトコ政治家たちだって、「女性が〜〜な〜〜する」なんて、こいて。

コミュニケーション社会においては、A(自)がB(他)のことを決めて良いという、無根拠で傲慢なルールは廃絶される。

オトコがオンナのことをすべて決めてよい、なんて、コーランにだって書いてないだろ。いやしくも、まともな、宗教ドキュメントならば。無根拠で一方的で乱暴で恣意的なルールに過ぎないし、オトコの勝手な気分でもあるから、それは廃絶されるべきである。そうやって、オトコがその(無根拠な)“第一権利者ぶり”を捨てるところから、真のコミュニケーション革命が始まる。

バカ総理も、「女性がなんたらかんたら」なんて、エラそうな言い方やめろよ、いいかげん。それこそがだめだ、といいかげん気づけ。

兵の影
見えしか雪に
けぶる驛

旧東京駅(丸の内側)保存、絶対反対!!
だってオトコのさばり時代の象徴だもん。


| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年1月16日 (金)

Anna Fedorovaへのファンレター

このところまったくヒマも余力もなくてご無沙汰しているので、私が生涯で初めて書いたファンレターのコピーを、再利用させていただこう。彼女のホームページのサイトに、それを気軽にできる入力ページがあったから、一瞬で書けるメッセージを書いて一瞬で送ったにすぎないのだが:

I think your Mozart is also superb. It is very vivid and the tones from your left hand are bouncin', stompin' and dancing. It's amazing. Mozart would say "thid is how my music should be played"! I'd like to listen you playing minor key concertos in c and d with the same vividness and even with a spirit of jest. Disrupt those soberred down arrays of tones from traditional pianists, eg. Clara Haskil and the likes. As a postscript, we hope your music could help bring peace on your troubled mother land.

(インターネット上のテキスト入力は、途中で通信不良になる可能性があるので、ローカルに書いたものを一気にアップロードした方がよい。)

このメッセージのキモは、Mozart would say "thid is how my music should be played"!、の部分だ。今までこんなことを、プロのピアニストに対する評価やお世辞として言った人は一人もいないと思うので、たぶん、世界で私が初めてである。

そもそも、ステージ vs. オーディエンスという構造に対して否定的な私が、こんなものを書くのも異例である。

でも、一般的に、今の若い女性はおもしろいし、すばらしい。このブログでも、過去に幾例か取り上げた。

この20日にサンフランシスコで、Women under 30 Transforming Entrepreneurshipと題するイベント/カンファレンスが開催されるが、このタイトルも、そんなトレンドを意識している。

このイベントの3人のキーノートスピーカーの一人、Entefyの協同ファウンダBrienne Ghafourifarの簡単なプロフィールの顔写真(?)がまたおもしろい:

 

Brienne

 

こういう、自主的積極的元気的でウィッティ(witty)でコミュニケイティブな表現の姿勢が、このトレンドの重要な一部だ。もちろんFedorovaの音にも、その気質は共通している。※:その後--たぶん圧力があって--ふつうの顔写真に置き換えられているが、最初はこんなウィッティな顔写真??だった、という事実が重要だ。

p.s. 0119追記: こんな例もある。


| | コメント (4) | トラックバック (0)

2015年1月 2日 (金)

Jan Dismas Zelenka

ゼレンカは、私自身にとっては新ネタではないけど、ひとにおすすめするのは今回が初めてではないだろうか(最近は物忘れが激しいが!)。

ここにいろいろ書かなくても、良い音楽の良さをすぐ感じられる人は、最初からきっと満足・感動するはず。

演奏者は、YouTube上では、Collegium 1704という団体が、もう、唖然とするぐらいうまい。曲は、レクイエム(複数ある)が、ゼレンカの曲の中では比較的短いので、入門にはよいかもしれない。

そして、なによりもおすすめは、日本に、在野のゼレンカ研究家の、すごいサイトがあるのだ。これほど優れた、充実した、ゼレンカ情報サイトは、たぶん海外にもないのではないか。ぜひ訪ねて、掲示板にひとことふたこと、メッセージしてあげてください。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

おすすめ新年の妄言

年末年始にかけていろんな人が(編集者に頼まれたりして)大風呂敷記事を書くものですが(私は書かなかったけど)、それらの中でこれはおすすめ。

10年後以降には各年の新就職者の全員がプログラミング能力を持ってるようになる、という妄言だが、根拠はある。イギリスではプログラミングが義務教育の必須科目になったのだ。

もちろん、ただ能力を持ってるだけではおもしろくなくて、至るところで、プログラミング能力を持ってることを前提とした新しい仕事のやり方が開拓〜展開されんとね。

もちろん、プログラミングは論理性を強化し、バグを未然に防ぐためには明確な他者意識と自己意識を必要とするから、人類のコミュニケーション有能化にも寄与するのだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »