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2014年12月26日 (金)

子猫がかわいいということ

もう今後は新たに犬や猫の保護は引き受けないつもりでいたが、今年は猫が新たに5匹増えた。それぞれ、やむを得ない事情がある。うち3匹は、5月下旬に生まれた子猫だ。

今年は3匹の高齢猫が、亡くなったけど。

久々の子猫の世話なので、そもそも子猫がかわいいとは、どういうことか、考えてみた。

それは、この宇宙の唯一の神秘、「自己」というものが、子猫という、人間以上に弱くはかない、この特定の惑星上の生命体に宿らされてしまったことに対する、名状しがたい、慮(おもんばか)りだ。

そもそも子猫の多くは遺棄される(捨てられる)し、運が悪ければ飢えで苦しみつつ数日で死ぬ。

弱すぎる。苦労が多すぎる。

地球上の生命体というものは、「自己」が宿るに、なんとふさわしくない、粗悪なものであることか!

でも子猫は、そんなこと考えもせず、毎日、いっしょけんめい生きている。その姿や顔に対しては、かわいいという形容詞しかありえない。

しかし翻って考えると、このブログの読者も含め、みんなみんな、無理やり、妙な動物へと宿らされてしまった「自己」なのだ。地球上の生命体==魂の牢獄。もっとも劣悪な牢獄が、人間(貨幣、戦争、…、…)。

この牢獄の惑星が存在することの意味は、われわれには分からない。ただ、そこへ宿らされたから、しょうがないから、刑期を務め上げて、牢獄を出る(死ぬ)のみである。

子猫は、そういう、わけわからなさの、とてもピュアな象徴だ。だから、とってもかわいい、と思えてしまう。

(この文未了)

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コメント

なんといっていいか。
いつから 氏はそんなに
ペシミストになってしまわれたのか。
俺は バカといわれるのを覚悟しても
この世に 極楽浄土を
創りたいのだ。
どうにも この世を
牢獄と規定してしまっては
それで 終わりじゃないですか。
まだ諦めたくない。
まだなんとかできると
信じたい。
まずは 身の回りから
取り組みたい。
取り組もう。

投稿: ohiya | 2014年12月27日 (土) 00時13分

@ohiya
まあこれまでは(今現在も含め)、人間のいる地球は魂の流刑地だね。日本(+その被害者たち)がひどかったのは半世紀前だけど、今も小規模にはひどいし(児童虐待など)、中東、アフリカ、南アジアはもうむちゃくちゃ、子猫どころか人間の子どもがひどい目に遭っている。

投稿: iwatani | 2014年12月27日 (土) 20時48分

なんで、いわれも無き「囚人」のレッテルを貼られなきゃいけないのか。何と言うか・・・・
根本的にこの世は流刑地であっては、ならないのに。

人間の生を牢獄とすると、その看守・刑の執行者は誰だ。同じ人間(牢獄者)ではないか。なんか、その決め付けは不当な気がするけどね。

そう、既成事実的に揺るがない牢獄と決め付けているのに、違和を感じる。

投稿: ohiya | 2014年12月27日 (土) 21時28分

でしゃばりすぎて、ゴメンよ。
俺が不憫に思うのは、山形の催事場のゴミ捨て場のあたりをウロウロしていた、一匹の猫。あの猫もこの寒さでは・・・・。 うちのチョンにくらべあの猫は・・・・・、と思い入る。

なんと言うんでしょうか、昔「ココロジー」という番組で”正負の法則”とか言ってたけど、なんかバランスって必ず取れている、というんだね。あの一匹でさまよっていた捨て猫も、来世にはきっと・・・・・。

投稿: ohiya | 2014年12月27日 (土) 22時31分

バランス感覚は、何にでも備わっている。が現生には、アンバランスしか露呈しない。

投稿: temlin | 2014年12月28日 (日) 06時51分

バランスは何にでも備わってはいるが、現生にはアンバランスしかない。

投稿: temlin | 2014年12月28日 (日) 06時55分

バランス感覚は誰にでも、、、、、

投稿: temlin | 2014年12月28日 (日) 06時56分

昨日テレビを見ていると、男子スケートで苗字の後のなまえが刑事さんという方が活躍されていました。昔と違って今はほんとにいろいろななまえの方がいらっしゃる様です。若い方々の今後ますますの御活躍期待したいものです。

投稿: 分 | 2014年12月28日 (日) 07時09分

親が子を育てる、もしくは殺してしまうのは生んでしまったことに対する罪悪感からではないでしょうか。

投稿: 南 | 2015年1月 7日 (水) 08時18分

脳って頭骸骨に閉じ込められていて、牢獄ですね。ある意味では。

投稿: bad | 2015年1月 8日 (木) 16時30分

子猫って本当にかわいいですね。

投稿: bad | 2015年1月14日 (水) 22時10分

自分が小5のころ買っていた猫の名前は、チョンベと言っていた。名付け親は、うちの母である。なにげなしにチョンベチョンベと呼んでいたが、近年母が名前の由来を語ってくれたことがあった。「なんでチョンベっていう名前やったん。」「それはな、うちのばあちゃんがメス猫やと思ったら、捨ててこいて言うからチョンの名前に六兵衛の兵衛つけてオスの名前にしたんや。」知られざる真実でした(メス猫は子猫を生むから)。その後やはりチョンベは子猫を生んだのでした。名前はチンタローとつけられ学校の女子から、名前だけで「かわいー」と言われていたとさ。めでたしめでたし。

投稿: ohiya | 2015年1月15日 (木) 23時54分

@bad
>脳って頭骸骨に閉じ込められていて、牢獄ですね。ある意味では。
チラッと脳科学の記事を読んだのですが、上の文は正に当たっているかも。「脳自体は何も考えていない」らしい。「脳は頭蓋骨にtじ込められているため、脳だけでは情報を得られない。」 つまり、脳は五感や手足の動きという情報が得られなければ働かない、というのだ。
翻って、前に「一人笑顔は人生変えるかもよ。」も当たりそうである。顔の表情を変えることでその筋肉が動き、脳に「楽しい」という情報を強制的に送るのだそうだ。すると、脳は勘違いして「今、楽しいのだ。」と認識する。すると気分が高揚して本当に楽しくなってくる、というメカニズム。
逆に、冴えないむさい顔が常態化してしまうと、脳自体もそこから一歩も動けなくなるそうな。やはり、笑顔は素晴らしいコミュニケーションツールでありましたとさ。

投稿: ohiya | 2015年2月 1日 (日) 06時50分

[追加]その記事には「苦しい時ほど笑顔をつくれ。」とも書いてありました。

Hey Jude
hey jude,don't make it bad
take a sad song,and make it better
なんて歌がありましたが、昔から「なんで悲しい歌なのか」分かりませんでした。これもテレビのチョイネタですが、悲しい曲を聞くと心が落ち着くというんですね。「悪くなるのではないか」という気持ちをリセットしてみて、「もう一回考えてみようぜ」という励ましの意味の歌だったのですね。アーメン、ソーメン、ヒヤソーメン。

投稿: ohiya | 2015年2月 2日 (月) 02時35分

脳科学では脳の90%だったか95%が、暗黒領域だそうで、すると脳科学的にはなんも分かっとらんのではないか。

投稿: bad | 2015年2月11日 (水) 19時23分

@bad
記憶というもののデータ形式や、そのI/Oの仕組みも全然わかっていないのでしょう。夢には、自分の脳内にあるとはとても思われないものが出てきたりするけど、そのへんの仕組みも、どうなってるのか、分からない。「自己は他者である」と言うしかないですね。

投稿: iwatani | 2015年2月11日 (水) 19時32分

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