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2014年3月30日 (日)

MetricのSoft Rock Starの意味

Metricの歌詞はだいたいどれも難解である。非常に“非直接的”で、暗示的暗喩的な言葉遣いが多く、すべてが象徴詩といってもいいが、何を象徴しているのか、ネイティブの人にも分かりにくいらしい。

Soft Rock Star(アルバムGrow Up And Blow Away)は好きな曲の一つだが、例によって歌詞はわかりづらい。

こんな歌詞だ。

思いあまって、["Soft Rock Star" meaning]でググってみた。

すると、こんなのがありました。読んでみた。なぁるほど!!

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ついでにもうひとつ、ネットねたを。

Francesca Temporinというイタリアのヴァイオリニストの3年前(14歳)のときのモーツァルトのコンチェルト5番(YouTube上)がすごい。3楽章が。その中間部が。21世紀的という陳腐な形容詞は何も伝えないが、なにしろ、ヴァイオリンという楽器がパーカッションであることに、私は21世紀の今日になって初めて開眼させていただいた。 (もちろん、パガニーニなどなどは昔から聴かされているが、そういう意味では全然ない。)

終始、無表情で弾いているのだが*、その中間部を弾き終えたとき、ちらと指揮者の方を見て、ほんの一瞬だけ微笑む。達成感が、聴く者視る者にも伝わってくる一瞬だ。

女性だけど、いわゆる女らしいとか、女性的という音では全然ない。もちろん、男性的というのとも違うが。とにかく、しめっぽくない、そして有機的な、良い音。〔*: だいたいヴァイオリニスト、とくに女性ヴァイオリニストは、演奏中に体、顔、首が動いたり、表情が音楽に合わせていかにもそれらしく変わる人が多い。そういう人はおおむね、音が“対象化”されていない人である。それのまったくないFrancescaは、将来、大物になるかもしれない。〕

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コメント

(今回、内容とは直接関係ありませんが)
さいきん「ハンキードリー」デビッド・ボウイが気になって繰り返し聞いています。

が、さっぱりわかりません。

が、なんべんも聞いてしまいます。
さいしょの2曲が主ですが。

投稿: 南 | 2014年3月31日 (月) 08時46分

@南
また話は変わりますが、The Velvet Underground & NicoがFLAC形式になって売ってますね。3000円もするし、いまどき聴く音ではないと思うけど、でも売ってるサイト(ONKYO)で試聴すると、とても繊細でクリアなきれいな音になってる。かつてのLPレコードのような、モゴモゴした音ではない。だからその点では、目から鱗というより、耳から鱗。

ハンキー・ドーリーは、また買って聴いてもよいかな、という気分。「あなたが彷徨(さまよ)う方向へ顔を向けなさい」(チェンジズ)なんて、かっこいいなぁ。今でも毎日、彷徨いっぱなしだけど(W)。

投稿: iwatani | 2014年3月31日 (月) 12時57分

ハイレゾ音源は高すぎるよ。

投稿: bad | 2014年3月31日 (月) 20時33分

でも何でかデビットボウイで持ってるCDは、ハンキードーリー一枚なんだ。何でやろ。

投稿: bad | 2014年4月 9日 (水) 18時40分

@bad
> ハンキードーリー一枚なんだ。何でやろ。
ベストアルバムだからですよ。ジャケットデザインが。

投稿: iwatani | 2014年4月 9日 (水) 19時32分

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