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2014年1月 7日 (火)

唯一の正しい経済政策

その前に、なぜ経済に対し政治からのコントロールやマネージメントが必要か? 市場と呼ばれる“見えざる手”に完全にまかせておくのがベストのコントロールでありマネージメントではないのか?

その答えは、経済の動きを自然市場にまかせておくと、貨幣という名の差異差異性が、どんどん、より峻険になり、経済全体を不活にし、やせ細らせるからである。今は地球上に、そんな“政治不能(インポ)国”がとても多い。

で、唯一の正しい、真の、経済政策とは、俗に言うと、「金回りを良くする」ことである。それを、貨幣供給量の増大、と理解すると、それは致命的な誤解である。

なお、どこかの国のバカ総理がやっている、その国の中央銀行の傀儡化→貨幣供給量の操作(量の増大による貨幣価値低下の推進)は、古い、不正な、邪悪な、最終的に負の効果しかもたらさない経済政策であるので、どの国も今や絶対にやってはならない。その国の経済の輸出依存度を高め、国民生活の困窮度を激化させるからである。政治は、貨幣供給量をいじってはならない。

真の正しい経済政策には、二本の柱がある。(1)ひとつは、資本アクセスの民主化の増大、そして(2)もうひとつは、フローに回る貨幣量の増大、である。

資本アクセスの民主化の増大には、失敗に寛容な+挑戦を奨励する社会の造成という文化面の施策も伴う必要がある。起業家~起業力育成施策も、もちろん必要だ。

フローの増大は、停滞ストック(==不良ストック)に回ってしまうような貨幣(例:ついに振り込め詐欺の手に渡ってしまうような)の、流動化を促進するのではなく(それはほぼ不可能だから)、そういう不良ストックの発生を防止し、それらのお金が、これまで、決して贅沢とは言えない消費~買い物すらできなかったレベルの者へ行くようにすることだ。いくつかの施策を組み合わせる必要があるが、その一つは、最低賃金(時給など)の底上げである。

#おい、ユニクロさん、最近の貴店の品物、どれもこれもひどいね! 衣類の安物は「安物買いのゼニ失い」の典型になるばかりか、着たときの気分も良くない。性能(例: 防寒性)も悪い。店員だって、安い時給でこき使えば、その質が低め安定して、やがて客がその店を敬遠するようになる。この冬の体験: 「おたくのSサイズって、身長はどれぐらいを想定しているの? 表示はないけど」、店員「……???……」(答えられない)。

私はもう二度と(抜本的アップデートがないかぎり)ユニクロで物を買う気はない。

インフレの激化に悪対応して、ますます安物を売るのではなく、真の良品を妥当な価格で売るのが、真の、長期的、繁盛策である。そしてもちろん、そこには、真の良品を平気で買える程度の額の時給の保証も伴う。

なんだっけ、そう、国の経済政策も、貨幣供給量をいじる邪悪な小手先細工は絶対に禁物。唯一しかない、真の王道を歩んでほしい。この記事に刺激されて、次期日本国総理になる人には。

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コメント

おっしゃる通り安定した経済基盤を築くには、しっかりした社会保障制度や下部構造(インフラ)を整えないと、ぃつまでたっても同じ事の繰り返しですね。国も企業も結局損得勘定しか考えてないから、こんな状態になるんです。景気は上向きです!って、嘘こけ!

投稿: musataro | 2014年1月 8日 (水) 19時02分

まっとうな意味での衣料としての基本性能が劣化しているのは確かですが、にもかかわらずユニクロのヒートテックは若者の必須アイテムであるようです。何故か?
暖房光熱費を節約するため、「室内で」ヒートテックを3枚重ねに着るんだそうです。
大学出て10年以上経ってなお生存限界ギリギリの生活でも、彼らは世を恨むでもなく…。
かつての洋楽ロックの流行なんて、高度成長の余白でお坊っちゃんお嬢ちゃんの愛玩するオモチャだったんだなぁと、つくづく思います。

投稿: iris60 | 2014年1月 8日 (水) 20時10分

@iris60
えーと、吸湿発熱素材とその製品は、ユニクロのマーケティングが大成功する数年前からあり、そこらの衣料品スーパーで売っていました。私も今でも冬の初期や終期には当時買ったものを愛用しています。裏に小さな密集ディンプルを生成しているので、ユニクロのヒートテックよりも肌触りが良いです。もちろん、今でもユニクロ以外のあちこちで買えます。ただし:

・その発熱原理からいって、重ね着は無意味です。しかしどんな衣類でも、1枚よりは3枚着れば、やや温かいですが(笑)。でも、ユニクロのプライスラインの中では高い商品ですから、3枚も買うお金があれば本格的な防寒肌着(1枚で十分に温かい)を買うべきです※(ローカルな衣料品スーパーがバーゲンやってれば2枚は買える…冬の北海道田舎への出張もOK!)。

※: 吸湿発熱素材には、保温性がありません。汗の水蒸気で一時的に発熱するだけです。繊維の保温性は、それが抱き込む空気の層で決まります。だから、ウール、シルク、綿(わた)、中空化化繊などには保温性がある。テイジンの中空化ポリエステル繊維V-Lapを使った軽いぺらぺらの毛布は、真冬用の厚くて重い掛け布団なみの保温力があり、私はとても助かっています。

ロック音楽については、どんな表現ジャンルに関しても、たとえば:

A)浮世絵は当時の俗悪な大衆娯楽にすぎない。
B)日本の浮世絵には国籍民族を問わず感動をよぶ名作美術作品がいくつもある。

的な、好悪二面の評価がありえます。ロック音楽とiris60さんとの関係では、不運にも感動体験が皆無だった、ということに尽きるのでしょう。なお、私も含め当時のロック喫茶にたむろする者の多くは、金がなくてどこへも行けない、安アパートの冷暖房費を節約したい、貧乏労働者、貧乏失業者、貧乏学生です。あの大音量のむこうに、未来が開ける気がしていたのです。行き場所は、パチンコ屋という手もあったけど、私のような名人クラスでも、毎回必ず儲かるとはいかなかった。

投稿: iwatani | 2014年1月 9日 (木) 08時01分

@iwatani
いえ、少なくとも私どもの世代までは、音楽といえばまずは洋楽のことでして、当時の中学生の間ではプログレが流行っておりやした。英語のよくできる優秀な諸君は King Crimson や Yes を愛で、出来の悪い私などは EL&P・Pink Floyd 派でした。(感動したといえば「展覧会の絵」でしょうか?)
今でも Led Zeppelin の Custard Pie をスマホで鳴らして目覚ましにしておりやす。
そんなんですから、今の若い人が洋楽を「まったく」聴かないということに驚愕しているのです。
(発熱衣料の重ね着が無意味なのは承知しておりましたが、とても本人に向かって言えませんでした(苦笑)。)

投稿: iris60 | 2014年1月 9日 (木) 10時14分

僕もiria60さんと同世代ですが、展覧会の絵等を聞いた多くの人は、感動してたと思いますよ。

投稿: bad | 2014年1月 9日 (木) 22時57分

ユニクロがブラック企業だとは知らなかった。

投稿: bad | 2014年2月20日 (木) 20時10分

信じられないです、あのZeppelinをスマホに押し込めて聞くなんて。
失礼ながら、今さらながら、ずっと気になっていたもので。

投稿: ohiya | 2014年7月 8日 (火) 04時06分

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