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2013年12月12日 (木)

演歌歌手あさみちゆき

これはまだ私の中でちゃんと書けるほどこなれてない話題ですが、備忘録メモ的にとりあえず:

これまでの、いわゆる「ど演歌」と呼ばれるタイプの歌唱を演歌version 1.0とするなら、この方のは演歌version 2.0と言えるのではないか。

(1)「ど演歌」の場合は、声が、力んで力んで腹から出るというか、そういうすごい力み、がむばりが声から伝わってくるのですが、あさみちゆきさんの場合は、パワフルな、しかしひずみのない、よくのびる声が、体全体の芯から無理なく自然になめらかに出ているように聞こえる。だからかえって、声の音波の振動が直接そのまま、聴く者の心のビリビリとしたふるえとなるような、不思議な物理的効果がある。

(2)(上とも関連するが)日本語の発音が、かつて本居宣長が“(日本以外の)他国の言葉はどれも獣声のごとし”と言ったような意味で、きれいである。たとえば「さるすべり」という語があるとすると、この5つの音(おん)が、最後の「り」も含めて、はっきりと鳴る。しかもそこに力みはなく、さりげなく自然でやさしさもある。演歌v.1.0など、従来の日本人歌手の歌唱では、最後の音(おん)を適当にぼかして(流して)しまう歌い方が、圧倒的に多かったのではないか。

この二点は、猛練習してそうなったというより、やはり一種の天才と言えるのではないだろうか。余計なお世話かもしれないが、演歌よりは、彼女の初期のフォーク歌謡のようなものの、さらにそれを突き破った先に、この天才的音楽家のより良き未来があるのでは、という気がする。今は抽象的な言い方しかできなくて、申し訳ないが※。

※: いくら、あさみちゆきさんの歌唱がv2でも、曲としての演歌はべったりと全体的に進化も進歩も変化もなく、若い血や若いセンスが入ることもなく、演歌業界おじさんたちによるv1のまんまでないのか。だから、残念ながら頻繁に聴く気にも、長時間聴く気にもなれない。


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コメント

(直接関係ないですが・・・)
紅白歌合戦のトリが北島三郎と和田アキ子という二大歌下手大御所であり続けることに我慢がなりません。

投稿: 南 | 2013年12月13日 (金) 08時13分

@南
テレビはあんまし見ないし、とくに年末年始は毎年、完全敬遠ですね。でも和田アキ子という人は、バラエティタレントになる前の初期のころは、初めての日本産の世界的R&Bシンガーになるか、と思わせるぐらい、歌うまかったですよね。結局、そっち方面には伸びなかったけど。

投稿: iwatani | 2013年12月13日 (金) 17時48分

※:でおっしゃるとおりで、「いつかは演歌を!」(笑)と思いながら一向に馴染めないのは、あれらは皆、ほとんど同じ曲ばっかし(?)にしか聞こえないことが最大のハードルです。その点サブちゃんは(今回のお題からすると獣声型かもしれませんが)曲がバラエティに富んでおり、極め付けはアニメ「おじゃる丸」のOPソングです。陽性で、あぁこれなら私もヒトカラで練習してみようか(笑)と…。

投稿: iris60 | 2013年12月13日 (金) 20時37分

好きなアーチストが、ちあきなおみとケイトブッシュ。珍しいね。ケイトブッシュは昔好きだったが、今は最新作以外なんも感じないな、僕は。

投稿: bad | 2013年12月14日 (土) 01時35分

@bad
あさみさんもKate Bushのカバーをやる気になったら転機かもしれない。ヘイリー・ウェステンラの(17歳のときの)かなり上手なカバーがあるけど、Kateのあの独特のシュールな感じはまったくないね。

投稿: iwatani | 2013年12月15日 (日) 13時50分

@iwatani
ハッピーローデスのカバーはいい。スペースオデティのカバーなんかもやってて。

投稿: bad | 2013年12月23日 (月) 00時45分

あさみさんがkateのカバーしたらどんな風になるんやろ。想像できんが。

投稿: bad | 2013年12月29日 (日) 21時46分

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