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2013年7月29日 (月)

平和の色は暖色

従来、平和という文脈で使われる色は寒色系が多かったと思われるが、平和を担保しうるものがコンスタントな多様な活発なコミュニケーション活動であるならば、平和の色は赤、オレンジ、ピンクなどの暖色がふさわしい。

米大統領等が戦争に関して前のめりの発言をするときは、赤いネクタイを締める伝統があった。しかし平和を担保するものはノーネクタイ、カジュアル、フレンドリーである。だから、歴史の遺物である赤いネクタイを気にする必要はない。

戦争を表す色は、黒や、乾燥凝血の色を表すどす黒い赤がふさわしい。

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日本人の99%は、今後とも、コミュニケーション忌避型の人種か?

率直でオープンでフレンドリーなコミュニケーションを、避けよう、避けよう、逃げよう、隠れよう、ごまかそうごまかそうとする…。

東電、オリンパス、等々の、あのものすごいごまかし体質を見よ!

日本人の圧倒的多くは、社会はコミュニケーションによっては成り立っていない、今後も成り立たない、と信じているか?

社会は、お上(おかみ)を頂点とする階層構造として成り立っている、今後も変わらず、と。

そしてその階層の底辺は、共同体の慣習やルールが’糊'である、と。

だから、コミュニケーションは要らないし、しなくてよいし、その出番はない、と。
日本社会のあらゆる局面において、コミュニケーションは場違いである、と。

(今盛んな早期英語教育論議も、目標と、その実現のための方法論構造が皆無。)

そうやって圧倒的多数の日本人が、コミュニケーション忌避人種でありつづけるなら、明日のグローバル社会で日本人は、何もできない落ちこぼれに成り下がる。

その危機感がまったくなさそうなのも、芯の髄まで完璧な忌避人種である証拠か。

そういう人たちには、二度と戦争は嫌だ、などと言う資格はない。今後も、何度でも何度でも、ひどい目に遭うがよかろう。その基盤となるような人たちを、あんた方は第一党に、総理に、選んだのだ。

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コメント

日本人って、あらかじめ階層とか枠組みが出来てる中でしか力(ちから)を発揮できない国民性なのでしょうかね?

投稿: musataro | 2013年7月31日 (水) 13時41分

@musataro
> あらかじめ階層とか枠組みが出来てる中でしか
でも既存のそれらは今後急速に空洞化しますからね(象徴: NECがスマホ…近未来の世界最大の成長製品…から撤退)。しかも、新しい階層や枠組みはどこにもないし、誰も提供してくれない。

自律性自主性を育てない教育をしてきた報いが、今後、どっと押し寄せる。今インターネットを見ても、オリジナルな巨大成功サービスはすべて外国製。

投稿: iwatani | 2013年7月31日 (水) 20時02分

そこまで言われるなら確認させていただきたいのですが、岩谷氏は今回の選挙、もちろん投票されたわけですね。

投稿: エクセル | 2013年8月 2日 (金) 12時38分

@iwatani 本当に教育は大事ですね。「お手本」がないと何もできないのが、今の日本の教育なのかもしれません。一見お手本を上手に習得してスラスラ読み書きが出来たとしても、「その人」の考えや思いが伝わらなければ何の意味もないと思います。岩谷さんの記事で「深耕」という言葉が出てきましたが、教育こそ、深耕が必要とも言えます。すぐに芽を出させることにばかり注力しちゃうから駄目なんだよなぁ。

投稿: musataro | 2013年8月 2日 (金) 12時50分

@エクセル
> 今回の選挙、
かつて、いまのバカ総理の祖父(死にぞこない戦犯)が総理のとき、安保反対集会に出たんだから、今回もノーの意思表示はしましたよ。どちらの経験も、虚しさと索莫感のみを感じました。

地方愚民の意向が大きく反映しない仕組みを作っておかないと、歴史はつねに、愚民によって危機化する。今回のムガベの選挙違反術みたいなもんだ。

投稿: iwatani | 2013年8月 2日 (金) 21時38分

岩谷様。お答えいただきありがとうございました。投票されたときいて安心しました。これからも引き続きブログ拝見させていただきます。ところで確かマルクスが、資本主義は必然的に個々人間の連帯を妨げるといったようなことを言っていたような記憶があります。コミュニケイション不通、忌避の原因の少なくとも一部は、個々人の倫理観や特定国家の文化を超えたところにもあるのかもしれないと、ふと思い出した次第です。

投稿: エクセル | 2013年8月 2日 (金) 23時02分

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