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2013年5月20日 (月)

グローバル文化

グローバル文化というものはまだない。今ある文化はどれも、ローカル文化、特定共同体文化(ないしその残滓)である。ここ数十年、それらの生き残り悪あがきがさまざまな形で顕著であるが、それはここでの話題ではない。

Only the water can help me now
I'll find glory somewhere, somehow with the water
sweet water, wash me down
Come on water sweet water, wash me down

Tried my hand at the bible, tried my hand at the prayer,
but now nothing but the water is gonna bring my soul to bare.
聖書も読んだ、お祈りもした
でも水だけが私の魂を裸にする(ありのままの私にする)
--Nothing But The Water (II), Grace Potter and the Nocturnals

(宗教というローカル文化の否定。普遍的なグローバル文化の基盤は普遍的な自然と自然への愛やリスペクトである。)

This is the greatest time of day
When all the clocks are spinning backwards
And all the ropes that bind begin to fray
And all the black and white turns into colors
束縛のロープはすり切れ始める
そしてすべての黒と白は色の種類にすぎないものになる(色たちの仲間になる)
--Colors, Grace Potter and the Nocturnals

(差別、例: 人種差別というローカル文化の否定。普遍的なグローバル文化においては、人間はすべて、ひとしく、単なる人間("個”)である。)

I had three daughters
A new man for every one
The only man that i ever loved
Left me with my only son
I was a no good mother
I was a no good wife
There's only one thing that i did right in this godforsaken life
Saint peter won't you open up the big white gate
四人の男とのあいだに四人の子を設けたふしだらな私のために
聖ペトロは天国への門を開けてくれないだろう
--Big White Gate, Grace Potter and the Nocturnals

(結婚/世帯というローカル文化(しかも宗教というローカル文化がそれ暗黙にを支えている)の否定。普遍的なグローバル文化としての性関係はポリアモリー的なものになる。)

あと、Moneyという曲もあるけど、ここでは省略。ここに挙げた3曲の中では、「水」が、いちばん“聞かせる”、説得力のある曲です。Potterによる、Neil Youngの(かつてスペインで放送禁止になった)Cortez the Killerのカバーも、名唱なり。

というわけで一部のロック音楽と一部のオープンソースソフトウェアムーブメント(e.g. Linux)は、グローバル文化の土壌を準備しつつある、ぐらいは言えるかもしれない。


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コメント

世界中のどこででも行われている事というものは唯一の例外をのぞいて一つもない。
グローバル化は始まったばかり。

その唯一の例外とは
サッカーである。


投稿: 南 | 2013年5月21日 (火) 08時27分

今も昔も一部のrock音楽だけがロックだったような気がします。しかし、この女の子歌上手いなぁ。

投稿: musataro | 2013年5月29日 (水) 11時04分

@musataro
このところブログの更新ができなくて申し訳ないですが、Grace Potterは、本人の歌唱は文句なしにパワフルですけど、バンドが良くないので長く聴くと飽きますね。一応優秀な無名のスタジオミュージシャン/セッションミュージシャンを集めました、という音。パワーと切れがない。音の完成度満足度で言えば、Metricの方が何百倍何千倍と優れています。Potterさんの今年の課題は、バンドの抜本的リストラでしょう。

投稿: iwatani | 2013年5月30日 (木) 21時42分

また、というよりまだ(!?)岩谷さんの訳詩なのですね。僕の場合。昔、眠くなるとナイフを手に立てる詩人がいたとか…。
今、僕の場合、例えば、冷たい水分補給です。今は、中世ほど暗くも無いけど、中世からの出掛かりぐらいで、まだまだ暗い。食は、平和だということで、ナイフでなく、冷たい水分補給ぐらいで…。

投稿: s.hodo | 2013年6月 3日 (月) 21時55分

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