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2013年4月25日 (木)

再びGrace Potterについて

声がすごくいいだけじゃなくて、歌詞も感動的なんだ。すごく利口で、頭がいい。ただし、アメリカの日常口語的な英語が主だから、かえってノンネイティブには難解に感じる。

バンド名と同名のアルバムの最後の曲Things I Never Neededのリフは、

Maybe then I would have realized
I'm the only one who's bleeding
For the things I never needed
The things I never needed

というんだ。これは本来なら必要ないことなのだ、というオーディエンスへの語りかけだ。これまで、ステージの最後に、「必要ないことなんだ」と歌ったロックシンガーがいただろうか?

男性の良い声・歌(リード、フェリー、ボウイー、ボラン、メール兄弟、サーキャンプ、etc.)がむしろやや抽象的に思えてくるほど、すごい、より一段と直接的だ。ほんまに、感動した(この曲だけじゃないが)。

重要なメッセージや想いの込められたリフ的なところも、強く、そして力があまり減衰しない長〜〜く伸びる声で歌いきるのだが、ただしその歌唱は冷静で淡々としていて、冷淡な突き放し感がある。つまり、歌うことが客観化されていて、即自的な自己表現ではないものになっているのだ。つまりメッセージ全体が客観的オブジェクト的に…射手(いて)の矢のように射手(しゃしゅ)の弾倉のように…コントロールされ、自己から普遍(みんなの各自のもの)へと昇華している。これからの音楽は、そうでなければならないことを、本能的に自覚している。


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コメント

ますます聴いてみたい

輸入盤屋さんにあるかな

simomitu

投稿: 下光博之 | 2013年4月26日 (金) 22時45分

この人のはまだちゃんと聞いてないけど、Metricは聞きました。かっこいいっすね!

投稿: 長谷川 | 2013年4月28日 (日) 21時54分

Grase Potter & The Nocturnals

やっと聴けました。

輸入盤扱ってくれる店、田舎では貴重です
売り手には、扱うモノへの愛情、要るよね

未知のバンドなので、先ずは最新作
“The Lion The Beast The Beat ”を求めました

帰宅後すぐにCDプレーヤーに。

本当に、いいです。例えは稚拙ですが、
一聴の印象は、クリッシー・ハインドに
チョッピリ似ている。
書かれているように、コントロールが
効いている。
これは、追ってみよう、と思いました

歌詞も辞書片手に味わってみましょう

国内盤、うろうろ、の状態から
久々に、いいもの見っけ
世界は広い

ありがとうございました

simomitu

投稿: 下光博之 | 2013年5月25日 (土) 18時11分

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