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2013年2月18日 (月)

キリスト教の真髄とその誤解史

ローマ法王の動静について、世界のメディアが連日大きく報じるのは、なぜだろう?
彼らは何を、どう、錯覚し、誤解しているのか?

その自発的退任声明が、なぜそんなに重要なのか?
特定宗教団体の大本山の幹部にすぎないではないか、相手は。

そもそも、たいへんポピュラーでアクセス性のたいへん良いドキュメンテーションの中で知られうる人物の中では、イエスという人は、「自己」というものの存在に初めて、うすうすながら気づいた人である。

彼はそのことを、すべての個人がその孤独において、神と直接に結びついている、神と直接対面している、という言い方で表現した。

言い換えると、教会や教団のような仲介業者は要らない、ということだ。キリスト教という宗教が存在するとしても、それは、無教会主義が唯一正しいあり方である。

暗喩的に言うと、もしイエスが蘇ったら、すべてのキリスト教教団と教会を指弾し、否定し、それらを率いる詐欺師たち、すなわち全聖職者たちを除去(無化)するだろう。

それでやっと、世界のマスメディアという大馬鹿たちも目ざめるのかもしれない。

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コメント

詳しくは知らないのですが
イワン・イリイチ氏も同様のことを考え、発言し神職をクビになったそうですね。

投稿: 南 | 2013年2月19日 (火) 09時13分

@南
イヴァン・イリイチは私も影響を受けた著作家ですけど、今日あらためてWikipediaの記事を読むと、バチカンと大喧嘩をしたことが、詳しく書かれていますね。…そして、結局、何も変革しなかったバチカン…。

投稿: iwatani | 2013年2月19日 (火) 13時09分

こういう事は、ままありますよね。
教えを曲げて受け取ってしまう、ってこと。

思い当たるのではなくて、今、読んでる
書物で言うと、

ルソーは「自然に帰れ」と言ったこと無いのに
ルソーの思想として、それをスローガンに
されてしまう、という事態。

漫画っぽく言うと、
イエスも、この場合のルソーも
両手で顔を覆っちゃってるでしょうね。

お前ら、ワシを支持して論じるなら
もう一回ちゃんと読めヨ!
ってネ

伝えるの
教育するの

難しいですよね

simomitu

投稿: 下光博之 | 2013年2月19日 (火) 21時01分

キリスト教に関しては、大昔(?)、必修科目とやらで嫌々ながら勉強させられた口だが、残念ながら、その内容は殆ど記憶に無い。人間の脳は、無興味・無関心な内容であればある程、そのFIFOスキーム( First-in, First-out scheme)に更に拍車が掛かり、脳内のメモリからより早く追い出される様である。

時折仕事で赴く、UKやEUの極普通の街中、それもだだっ広い敷地に異様な風貌で鎮座し、高々と聳え立つ夥しい数の教会や寺院を現前で観るにつけ、人類の歴史が育んでしまった『宗教』の陰鬱さと陰惨さを何気なく代弁しているかの様で居た堪れなくなってしまうが、これらの圧倒的威圧感、またブルース感は、京都や奈良等にある日本の神社仏閣の比ではない。桑原…、桑原…。

ノーベル賞授賞式等もそうだが、ローマ法王やその取り巻き連中らが、テレビのニュース等で映し出される際の、あの奇妙で滑稽な一連の権威主義的・組織主義的・儀式主義的・排他主義的光景は、一体全体何だぁ〜!? 超〜不自然で、超〜気色悪い以外の何物でもない。そもそも、『宗教』が、一つの’法人’として絶対的に君臨する事自体も、奇怪で可笑しく嫌らしい。

「苦しい時の神頼み!」と、先人は良くもまぁ〜言ったものだが、『宗教』は、とどのつまり、どう逆立ちしても、所詮畢竟「迷信」である。「迷信」であるにも関わらず、人間は、そのちょっとした’差異性’から、未だに至る所で、しかも簡単に、悲惨で凄惨な争い等を起こしたりする。人間は、『宗教』が人間にとって、実は甚だ馬鹿馬鹿しい”似非概念”である事を、極々シンプルに自然に自覚・認識し、捉えられないのであろうか…? 未だにそう出来ないのが、本当に不思議でならない。目下、処置不能と思しき、人間のこの種の”盲目”からの脱皮・脱却は、やはり真摯で執拗なコミュニケーション・アプローチによって為されるべきなのか…? The Christian religion made them blind….

投稿: Voyant | 2013年2月20日 (水) 04時41分

 ヴァナキュラーな信仰。
 あたりまえで難しい。
 難しいけどあたりまえ。

投稿: 市川智 | 2013年2月21日 (木) 17時02分

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