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2013年2月28日 (木)

キリスト教の真髄とその誤解史(補遺1)

いまだに(13/02/28)、欧米メディアだけでなく日本のマスコミもローマ法王の一件を大きく報道している。

根源的に宗教とは、共同体が身にまとう衣裳であり、セーシン的武装である。

今の主流である(イエスの談話の完全な誤解である)教会的教団的キリスト教は、神と人との和解(”神は愛である”)という都合の良い部分を、共同体が宗教として取り込んだものであるにすぎない。

コミュニケーション有能へ向けての人類の進化には、あらゆる宗教の廃棄が必然的に伴う。

共同体幻想としての、教会的教団的キリスト教は、イエスの霊によって罰せられる。

(このところ十分なヒマがないので、これも今日はこのへんで失礼。)

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2013年2月18日 (月)

社会主義/共産主義はなぜ失敗したか

だいたいそもそも、マルクスをはじめ、指導的な思想家たちが、いちばん重要なことを見忘れている。

social-ism
commune(する)-ism

このsocialもcommuneも、それを成り立たせる基盤的骨格はコミュニケーションである。

彼らは、えりにえって、このいちばんかんじんなものを看過したまま終始、議論を進めている。

だからそれらの'思想’に基づく社会作り、国づくりはすべて、必然的に失敗が運命づけられている。

このことと関連して彼らは、トレード〜貨幣の、コミュニケーションという視座から見た本質にまったく着目していない。

大まかに言って彼らは「貨幣を温存したままでの公平公正」という、ありえないものを夢想している。
すなわち<非A>をもって<A>を追究するという、大矛盾。(ここでのAは、公平公正。)
毎日卵料理を大食いしながら、血液浄化を目指すがごとし。

いまだに社会主義思想version 2が出てこないで、今の中国ロシアに代表されるような劣悪な国家社会がずるずるとのさばる現状は、今後いつ、どうやって、変わっていくのか。数年以内に、変化の兆候ぐらい、見たいものだが。


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キリスト教の真髄とその誤解史

ローマ法王の動静について、世界のメディアが連日大きく報じるのは、なぜだろう?
彼らは何を、どう、錯覚し、誤解しているのか?

その自発的退任声明が、なぜそんなに重要なのか?
特定宗教団体の大本山の幹部にすぎないではないか、相手は。

そもそも、たいへんポピュラーでアクセス性のたいへん良いドキュメンテーションの中で知られうる人物の中では、イエスという人は、「自己」というものの存在に初めて、うすうすながら気づいた人である。

彼はそのことを、すべての個人がその孤独において、神と直接に結びついている、神と直接対面している、という言い方で表現した。

言い換えると、教会や教団のような仲介業者は要らない、ということだ。キリスト教という宗教が存在するとしても、それは、無教会主義が唯一正しいあり方である。

暗喩的に言うと、もしイエスが蘇ったら、すべてのキリスト教教団と教会を指弾し、否定し、それらを率いる詐欺師たち、すなわち全聖職者たちを除去(無化)するだろう。

それでやっと、世界のマスメディアという大馬鹿たちも目ざめるのかもしれない。

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2013年2月10日 (日)

平和に足場を置く外交の深耕

とくに中国対応と北朝鮮(〜拉致問題)対応では、とりわけ「深耕」が必要なのであります。後者に関しては"半島の再統一”への働きかけであります。

前者、中国に関しては、今の中国は上から下まで、どこで誰がおかしなことや、不誠実なことや、間違ったことをしでかしても、おかしくない国でありまして、だいたい中国の国民すら、赤ちゃん用の輸入粉ミルクが欲しくて香港に殺到するなんて、そもそも末期的症状。

で、中国対応の深耕とは、これも何度も言ってるけど、世界各国と協力しての"民主化の推進”であります。これしかない。まるで歴史を4〜5世紀過去へタイムスリップして、絶対主義王朝みたいな一党独裁国家になってしまっているということは、ある意味では市民革命前夜でもある。各国と協力してその革命を促進する必要がある。

個別事案への個別事案的対応は、徒労です。らちがあきません。今後、ますます、あらゆるセクションで、かぎりなく出てきます。しかも、相手が不誠実である以上、効果的な対策はありえません。こっちが一方的に疲れるだけで、成果なし。

前回の「深耕」に関する記事(上記リンク)も、たまたま安倍政権批判みたいな形で書いたけど、今回もなぜか、そうなってしまった。個別対応ばかりしていると、いわゆる、相手の術中にはまる、という形になりかねませんぜ。もっと、大局を大局として扱える、グレートな人がそろそろ出てこんと、やばいかもね。今回のロックオン問題のように、軍がからむと、なおさらだね。

「相手のその手に(まんまと)乗らない」ように、三代目ぼんぼんの安倍さん、しっかりしてよね!

『深耕』
あるいは、
『急がば回れ』
とも言う。
直対応は、何ら効果がありません。

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