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2012年12月10日 (月)

思想としての売春婦人生

今後真犯人が上がる可能性は限りなく低いと思われるが、ネット上の資料サイトの中には"東電福島第一原発事故が起きたのは、渡邊泰子さんの怨念だと考えられます”という記述もある。

私は怨念よりも、ヒトの魂の特殊な存在仕様と自然との共鳴〜共振現象としての大地震〜大津波〜原発破壊(メルトダウン)をシナリオの軸とすれば、大スペクタクル大感動大コマーシャル大興業収入映画が作れるのでは、とかねてから考えている。

大地震を起こした地殻のひずみ==当時の東電の思想的(非)人間的ひずみ、である。

まず、原発推進派が主流である当時の東京電力(実名がまずければ東都電力とでもするか)の役員や上級管理職を全員「悪」として描く。役員の一人は泰子さん(当時は処女)を強姦し、その後も性的関係の持続を迫る。そこで日常的売春行為は、いまわしい性からの"癒し”であり”浄め”である*。そして地熱発電推進派の論客である泰子さんは若くして窓際族にさせられ、定常的売春行為がばれたあと、東電と腐れ縁のある暴力団によって殺される。殺しを指図したのは、強姦犯の役員である。〔*: 自己が置かれてしまった状況への対抗策としての"自己強化策”、”理論武装”という側面も強く感じられます。〕

問題は、ヒロインを演じていただく女優さんを誰にするか、だ。

最近の新聞(「○○は新聞やドードー鳥の道を歩むのではないか」と書けば、○○はもうすぐ滅ぶという意味だ)は、バーゲンが日常化している広告収入を稼ぐために、本紙以外の余計なオマケがものすごく多い。うちは犬猫飼養の資材として新聞紙が要るので一紙とっている。テレビでは、民放各局のBSが、まさに、広告稼ぎのための余計物になっている。そこで先日、昔のテレビドラマ「愛の流刑地」をやっていた。

これは、ヘンテコなドラマではあるが、論理的骨格だけをシンプルに書くと、「健全なふつうの体制的男女関係(結婚、所帯、家庭、家族)は砂を噛むようであるが、不倫には人間対人間の純粋さがみなぎっていて楽しい」というもの。しかしその純粋さを長期的安定的に貫く方法がないので、ヒロインは(結果的にまずい方法で)自死する。泰子さんも、ふつうの健全な性関係に、完全な無意味性、あるいは欺瞞性、汚穢性をおぼえていたはずだ。

で、私が構想、というか妄想している地球大暴れ大スペクタクル映画のヒロインは、テレビドラマのヒロインを演じた高岡早紀さんが現状より10〜15歳若ければ、もしかしてぴったりではないか、と感じた。映画版は寺島しのぶさんだが、こっちは泰子さん役には合わないだろう。

かわいそうな、孤独な、思想*的売春婦をヒロインとするこの妄想映画と、コミュニケーション学/コミュニケーション理論と何の関係があるのか。それは、もちろん、大ありである。このブログ初めての人は、これも読むべし(ついでにこれも)。〔*: 間違えてはいけない。本物の思想とは、その人の生き様(いきざま)そのものである。〕

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コメント

前半の人間ドラマの部分と後半のスペクタクルの部分とをうまくつながないといけないと思います。

説明的ではなく、カタルシスを感じるように。

投稿: 妄想プロデューサー | 2012年12月11日 (火) 08時48分

@妄想プロデューサー
もちろん、おっしゃるとおりです。映像作品に、“説明”の部分は要りませんね。激しくうねり狂う地球が、泰子さんの魂の慟哭として観客に伝わり、観客を圧倒し、観客をたたきのめし、館や室が彼らの涙で床上30センチの浸水になれば、この作品は(商業的にも)成功です。

これでプロデューサーは決まったようですが、次は脚本家ですね。有能な志願者は、いないかしら。

投稿: iwatani | 2012年12月11日 (火) 10時57分

あけまして おめでとうございます

新年最初の書き込みがここになるとは
順番だから、まあ、いいですね

知らなかった事柄なので、資料のところを
ざっと読んでみました

こんな事が、実際にあるのですね
ほんとに、まだまだ原始社会なのでしょう
20世紀なんて、まだ序の口よ、と
いつか書かれてましたよね

で、映画化ですけれど
観てみたいな、と、思いました

私は、脚本もプロデュースもできませんが・・・

構造をかえた家族という案にには
(ちゃんと理解しているかは疑問符がつきます)
興味があります

こんなところで、今年も宜しく

simomitu

投稿: 下光博之 | 2013年1月 3日 (木) 18時58分

@simomitu
> 資料のところをざっと読んでみました
ひまな人には一読をおすすめします。いろいろググってみて。なにしろ、“状況証拠”的にも、すごいお話だから。

投稿: iwatani | 2013年1月 3日 (木) 20時30分

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