« 上を向いて歩くと最後に災悪が降り注ぐ | トップページ | 犬猫失敗話(2)日本の地域コミュニティは遠い »

2012年10月22日 (月)

犬猫失敗話(1)木造の小屋は寒暑い

遺棄されている犬たち猫たちの保護という道に、なぜかさまよいこんでしまい、20年あまりになるけど、これは簡単に抜けられない道である。後継者など、いるわけもないし。で、長いということは、失敗も多いということだ。その全部を思い出せるわけではないが、参考になる人がいるかもしれないので、ぽつり、ぽつりと書いていこう。

一時期(約10年前)、保護猫の人口が増えすぎて家の中だけではお世話できなくなり、庭に木造の小屋を建てたことがある。ホームセンターには、木造と新建材製の二種類を売っている。後者のほうが、やや安い。しかし外見にこだわる家人の主張で木造にした。広さ6畳、壁の板厚は5センチ、コロニアル張りの屋根はとても薄い。

何が失敗かというと、冬は室温と外気温がsameである。外が零下8度なら、小屋の中も零下8度。ちなみに人間が住んでるほうの家は、天井裏などにフワフワの断熱材がいっぱい放り込んであるので、冬の早朝でも外気温との差は10度近くある。

人間も寒さに弱いが、猫は人間の10倍ぐらい寒さに弱い。簡単に風邪をひき、ひくと直りにくい。

夏は、屋根(==天井)が薄いせいもあり、外の気温が30度なら、小屋の中は40度ぐらいある。とうてい、生き物は置けない。しかし外(ネットで囲ったウッドデッキ)も、暑すぎるときは置けない。

うちがお金持ちなら、冷暖房はすべてエアコンですませられるだろう。それができないから、冬は段ボール箱製の"猫つぐら”の中にアンカを入れてやるとか、夏はデッキで扇風機を回すとか、いろいろ工夫をしている。小屋の夏は、最初、アルミ蒸着反射シートを屋根に張るという工夫が奏効したが、屋根材の腐食のおそれがあると思い、やめた。

というわけで小屋の猫たち(当時8匹)は、夏も冬もエアコンという、わが家のぜいたく猫になってしまった。40度になる夏の室内は、エアコン運転により30度強ぐらいに落ち着く。冬の外が零下5度なら、小屋の中はエアコンにより15度ぐらいには上げられる。どちらも、それぐらいが限度だ。壁も屋根も薄すぎる。冬は当然、アンカも併用する。

新建材製の小屋だったら、どうだっただろうか?

そのころは、近くのスーパーマーケットの裏の駐車場に頻繁に猫が捨てられ、そこでこっちの保護人口も増えてしまったのだけど、今は昔のような捨て猫ブームはない。でも今うちにいる売れ残り猫約20匹のうち、3匹はスーパー裏猫だ。簡単に人につかまってくれない猫には、捕獲器を使うという乱暴な保護方法をとる。するとその猫は、慢性の人間不信になる場合が多い。今いる3匹も、未だに人慣れしてくれない。"家庭内野良”である。

おっとこれは、別の失敗話として、書くべきだよな。

|

« 上を向いて歩くと最後に災悪が降り注ぐ | トップページ | 犬猫失敗話(2)日本の地域コミュニティは遠い »

コメント

 え~と、論点をずらすつもりは全然ないですけど、、、この話を聞いて、ホームセンターでmyHome製作キットを売ればいいんじゃないかなと思いました。コスパも使い勝手もグーだと思います。
 それはともかく、大変そうですけど、面白みもあるんでしょうね。自分で小屋を作るのは。

投稿: alarky | 2012年10月22日 (月) 22時32分

子どもの頃に、ビーグル犬を飼っていた事を
思い出しました。父親を中心に兄弟みんなで小屋
をこしらえたのですけれど、結構、広かった
かな。夏には四肢を投げ出して寝てました、
から。

寒さについては、確かにそうで、
普段は暖かい方が好きそうでした。
日向ぼっこもしてましたからね。

寝る前には、毛布とか掛けに行ってあげて
いました。戸もムシロも使って閉じてあげて
いましたね。クーッと鼻を鳴らしてサンキュー
を表してもいました。

温かい経験をさせてもらえた、と
親に感謝しないと、と、今思います。

優れたキットがあれば、ヒットするのでは?
とも思いました。

Simomitu

投稿: 下光博之 | 2012年11月 4日 (日) 07時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 犬猫失敗話(1)木造の小屋は寒暑い:

« 上を向いて歩くと最後に災悪が降り注ぐ | トップページ | 犬猫失敗話(2)日本の地域コミュニティは遠い »