社会主義v.1.0
この日本語記事(や英語記事1、英語記事2)は、このブログ記事の読者がクリックするころは取り去られている可能性もある。
私はかねてから、ロシア製の航空機は買う/乗るべきでない、と思っている。中国製の食品は、原材料(の選別と)に対する最終加工を日本で日本企業が行った物のみ、買うべきだ。要するに今の似非社会主義国家の体制では、国民のそして労働者の、モラールとモラルが低位に維持される。
社会主義v.2.0としたいところだが、それはまだv.1.0すら存在しない。資本家が独占的に持っていればそれは「悪」だが、労働者がそれを分有すれば「悪」でなくなる、なんて理屈はありえない*。これまでの社会主義理論の致命的な(それらを即、廃品にすべき)欠陥は、社会の真のベースたるべきコミュニケーションを、完全に看過しているところにある。いずれそのうちあるかもしれない、社会主義v.1.0は、『社会主義==コミュニケーション』を、基底的なテーゼとする。〔*: しかもコミュニケーションがなければ、"労働者が分有する”こと自体も起こりえない・あり得ないから、今のような単一中央集権権力の膠着が持続する。これが似非社会主義というhubrisに歴史神が下した最大の--悲惨な--アイロニーだ。〕
日本がすごく良い国だと言うつもりもないが、少なくとも「Big Lieの維持隠蔽==国家権力」という醜怪な腐った搾取/抑圧の構造はない。だから労働者のモラルもモラールも概して高めに維持される。
アラブの春(王族構造の破壊)のすぐ次に必要なのは中国(など似非社会主義国)の春だ。そのとき日本人と日本の外交は、非常に賢明に振る舞わなければならないだろう。
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コメント
酸素という他者が出入りしなければ人間は生きて行けない。
コミュニケーション不能の現人類は生きていない?。
投稿: 南 | 2012年8月20日 (月) 08時57分
恐ろしい話です。この事件で失脚したかもしれませんが、へたしたら、だんなは将来トップになっていたかもしれない人物。巨悪を前にして武器を持たずに堂々と渡り合える勇気を持たなければいけないのでしょうか?・・それにしても日本の方がよっぽど社会主義っぽい気がします。
投稿: musataro | 2012年8月20日 (月) 22時44分