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2011年11月14日 (月)

トレードは社会の基盤たり得ない

前回の記事にリンクのある、いくつかの記事や本の趣旨を、うんと単純化して、極端化して図式化すると、次のようになる:

これまで人間の仕事であった仕事がすべてロボット化(コンピュータ化/狭義のロボット化/オンライン化)すると、失業率は100%となり、ロボット化して効率的に(!?)生産される製品やサービスの市場が存在しなくなる(人間がほぼ全員無収入だから、お客がいない)。

また、トレードの常態は、差異(==貨幣の本質)を動因とするfluctuationなので、伸縮しながら進む虫に「縮まずに進め!」と言えないように、人為により完全態を維持することはできない。言い換えると、トレードの完全態を社会の理想状態とし、失業を悪--あってはならないもの--とする見方は、不毛な錯誤である。トレードはfluctuationなので、ほぼつねに不完全であり、したがって、ときにより多かったり少なかったりする失業者も、トレードの常態の一環である。

また貨幣の価値の本質である差異が存続するためには、極富から極貧までの階層を必要とする。トレードによらず、コミュニケーションによって成り立つグローバル社会は、すくなくとも、現代の世界各地にある超劣悪なスラムや飢餓地帯をなくすだろう。

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コメント

人類史の第2章のはじまり。

人間のための社会のはじまり。

落ち着いて生きられる社会。

投稿: 南 | 2011年11月15日 (火) 10時02分

このネタで、映画ができたら、説得力あるんじゃないか?!

投稿: alarky | 2011年11月17日 (木) 22時35分

素朴な感想を一つ。私も昔から言われてきた、「働か
ざる者、食うべからず。」を信じていた者です。固定
観念というか、強迫観念というか。
余剰人口ができるというなら、現在働いている人口と
のシフト交代、ローテーション交代を制度に加えて欲
しいですよね。公平のためにも。すると、外科医者
(出た!)やパイロットなんかの高度技術者は少ない
から、不公平になりそう。

投稿: Ohiya | 2014年4月26日 (土) 01時02分

やっぱり出ました。お盆時の新幹線利用者と航空機利用者の差異。新幹線開通ということで、電車利用者は昨年の2.5倍、飛行機利用者は4割減らしい。
ということで、これも「トレード(商い)の常態化はムリ」のサンプルでしょう。そこで、問題なのは、暇になったり売り上げが下がった時の職員の処遇である。普通だと、売り上げが下がったままだと、経営難から職員解雇(トレード失敗)になるのだが、それだと今までどうりの「過酷・残忍な社会」である。
まわりの環境変化によって、商売の活発・不活発はどんな時もどんな場所でも必ず起こる。それが常態。では、そうなっても関係のない社会、仕組み、心情が必要である。それを「優しい社会」という。
例えば、空港で暇になった職員を駅に回して、駅員さんの負担を軽くするとか、若いやる気のあるパイロットなら新幹線技術を取得するとか。はたまた、全く別の関心のあることをやるとか、半年休むとか、いろいろ手はあると思われる。
大事なのは、いつかまた仕事についてやりがいのあることを見つけることである。そして、社会(周りのみんな)に貢献していく喜びを見つけることである。キレイ事すぎるかな~。一辺社会や人の頭を精算すれば、そのゆとりは生まれてくると思う。
要は、「何のために生きるか」ということ。「全体で生きる」ということ。

投稿: | 2015年8月19日 (水) 08時31分

>まわりの環境変化によって、商売の活発・不活発はどんな時もどんな場所でも必ず起こる。それが常態。
箱根の活火山警報で、まわりのお店は客が来なくなって、まっ青らしい。だれのせいでもないのに、食えなくなる、生活できなくなるなんて、ありえないではないか。で、こんな社会はおかしいから、変えようではないか、と言いたいのです。保護とか保障とかいう理由では無しに。だれがそんな理由要るんだ。
だれがそんな理由を付けたがるんだ。言ってみろ。

投稿: | 2015年8月20日 (木) 02時39分

トレード妄想、もううんざりだ。

投稿: bad | 2015年8月20日 (木) 18時50分

さてpoliceのevry breath you takeのギターtab譜 ultimate guiter comの物は完全に間違っている。ギターでこの曲コピーする人(いないか)注意。

投稿: bad | 2015年8月22日 (土) 18時50分

すいません。なんとliveとcdの物は違っていて、半音違うそうです。しかし何で半音ちゃうのやろ。

投稿: bad | 2015年8月22日 (土) 19時41分

>まわりの環境変化によって、商売の活発・不活発はどんな時もどんな場所でも必ず起こる。それが常態。
また一つ思ってしまったので。思うと吐き出さずにはいられない性格なので、ご勘弁を。
地元に近江町市場という大きな市場がある。最近関東方面からの便が良くなり、大変多くの観光客が国内外から来るようになった。市場に活気が生まれるようになったのはいいのだけれど、反面非常に苦しい立場になった人達もいる。観光客のお目当ては、日本海の海産物なのである。そこで、お寿司や海鮮丼、魚貝類の料理店などに人気が集中するようになった。
市場は元々、市民の台所という位置づけで、なかには勿論八百屋さん、お肉屋さん、ひいては花屋さん、菓子屋さん衣料品屋さんも店を構えている。それらの店は、日々買い物に来てくれている地元のお客さんで商売が成り立っている。そういう昔からあるお店の売り上げが、激減しているのである。加えて、混雑をきらい、ますます地元客の足は遠ざかる傾向にある。
かように、需要が一極に集中してしまうと他の多くに被害が出るのも、トレードの一般的な常態である。かといって、その店の人らに諦めてくれというのは、残酷である。
どうも自分は、勝ち組よりも負け組(?)に関心がいくタイプなのである。で、どうすればいいのかと考えるに、やはり生活とトレードは、完全に別に分けて考えるべきということ。現状は「トレード=生活の糧」という公式が揺るぎないものとして、社会に頭に植えつけられている。これを廃しない限り、真にゆとりのある豊かな社会とはならない。ならないとは思うのだけれども・・・そんな離れ技を、みんなが考えれるかどうかもあやしい。考えれないなら、今までどうりのまま・・!
どうにも自分には、コミュニケーションとは発生する過不足を、どのように話し合いバランスを取るか、に尽きるのではないかと思われる。そのためには、脅迫観念のないゆとりのある状態がキープされていないとマズイと思うのである。 どう思われますか。

投稿: 下村直樹 | 2015年8月26日 (水) 02時54分

訂正
過不足という問題を、どのように話し合い解決・円満化するかに尽きるのではないかと思われる。

投稿: 下村直樹 | 2015年8月26日 (水) 07時50分

昨日イオンスーパーでサラダ三点セットというのを、買い食べたがいきなり吐き気がして全部吐いてしまった。前回焼きそばを買って食べた時もそうでなんでやろか。

投稿: bad | 2015年8月26日 (水) 19時08分

しらんがな。

投稿: S.N | 2015年8月26日 (水) 20時57分

@下村
>やはり生活とトレードは、完全に別に分けて考えるべきということ。
またチコっと考えてみたい。そのためには、衣食住という生活基盤になる産業と、その他の文化・芸術・娯楽・科学・技術産業などはきっちり分けて、前者の産業の安定維持は必ず確保するということ。その上に立っての、各種産業の成立を計る。両産業の人的移動は任意でおこなえるようにする。特に食と住に関するものは、トレードの対象にはしない。
と、まあ、こんなことを考えてもシリアだけで総人数一千万人以上の人が、難民であることを考えると・・・・。ほやけどねぇ、この先、我々が難民にならないという保証はどこにもない。またこの前の大洪水のように、避難民になる可能性はもっと高い。
まだ治安のいい日本が、上記の「ライフスタイル=生き方」のスタンダードモデルになることができたら、これは世界にものすごい貢献になるのではないだろうか。

[付記]
発展しようにも、もうそんな余裕は資源的にも環境的にもキビシイし。消費しないと回らない社会なんて、資源も人もムダが多すぎるだろう。

「つながり」を大事にするとは、妬まない・裏切らない・連絡情報を取り合う・高慢にならない・辛抱強く接する・笑みをたやさない、つながった事に感謝する、などがある。

でも、どんな社会になっても人間には“喜怒哀楽”があるんだよな~。ちゃんちゃん。

投稿: 下村直樹 | 2015年9月14日 (月) 21時17分

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