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2011年11月 9日 (水)

環境は交換財か

※この文は、特定の場所の特定の森林等について書くものではなく、非常に広汎な(そしてもちろん真剣な)一般論の、一例示である。

アマゾン流域の大森林なんて、地球の「肺」みたいなもんでしょ。それを、国家(など特定主体)の所有物、任意可処分物として位置づける今の人類の"常識"は、やばいよね。そう位置づけた場合、その森林は、その特定主体にとって、木材という交換財の宝の山だ。

今の国連等国際機関は非力だけど、遅きに失しないうちに、もっと強力になるべきだね。

・以前、農業のまねごとのようなことを数年やったとき、いちばん強く痛感したのは「農業を貨幣経済(トレード経済)というシステムの一環に組み込むのは無理!」ということだ。

・日本(など)では、山村には、村民(など)が山や川を守ることに対して、受益者(主に都市住民)がその代価、というか、お礼を支払うべきだ。「観光地化」なんて、そんなに普遍的に成功するものでもないし、成功したとしても、地域にとってマイナス要因も大きい。

自然と環境について真剣に考える(nature friendly technology)ところから、これまでの人類を強力に支配した、トレード至上主義の退位/降位が始まるだろう。だってそれを、交換財として位置づけるのは、やばいんだから。

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コメント

じつは工業だって情報産業だって貨幣経済に組み込むのには無理/不自然があるのでは?。

トレードしない工業・サービス産業・情報産業というものを夢想すると案外そちらの方が自然にたいして経済的なのでは?。

ガン細胞の核になっているのはやはり貨幣制度。

投稿: 南 | 2011年11月 9日 (水) 09時13分

この前ラジオを何気につけていたら、
イナモト タダシ (だったと思う)先生が、
アマゾンでつくられる酸素は意外と速く日本にも届いてるんだよ
という話を
確か、森と人間、という題で話されていました。

関連するかと。

学びは楽しいネ

simomitu

投稿: 下光博之 | 2011年11月11日 (金) 21時32分

iwataniさんが市営アパートのベランダでササゲなど作っていて、男の光景など読みつつ、私たちもちょっとした野菜栽培家気分でした。100億円だ、1400億円だと、天文学的数字が紙面をにぎわせています。そういうのと、野菜作りなどを、同じ土俵に上げるのは無理。絶対無理ということを感じつつ、それでも、あたかも積極的に、商品化~トレンド~一般性という名の祭壇へと向かってしまうメンタリティーが、イナカモノの光景ということでした。最近の農家はどうなのでしょう。

投稿: saigonodorei | 2011年11月14日 (月) 10時16分

@saigonodorei
日本の農業は、兼業化と巨額な補助金で成り立っています。つまり完全な自立トレード営為ではないですが、それでも、かなり本格的な商業的生産は、環境や人間や地域社会に、いろんな問題をもたらしています。

アメリカなどの大規模農業も、伝え聞くところによると、同様のようです。

投稿: iwatani | 2011年11月14日 (月) 11時49分

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