« Jobs解毒(補遺1) | トップページ | 日本人の心にとって「他者」はいない(補遺1)--言語相対性理論の原典 »

2011年11月 6日 (日)

動物保護活動の遷移

常時30個体近くの犬たち猫たちをかかえていると、季節の変わり目、とくに今のような晩秋初冬は作業がとても多い。メモ日記の整理転写(パソコンファイル化)もその一つだが、それをやっていると、近年と10年前ぐらいまでの顕著な違いをあらためて実感する。つまり近年は、里親さんへの譲渡が激減し、高齢化などに伴う高額医療費が激増している。

肺がんで死亡した「コロン」や、かろうじて重度尿毒症で死ななかった「お兄(オニイ)」、腸捻転で高価な手術代金を払った犬の「マーク」などは、いずれも、もっと広々のびのびした環境であれば、ずっと健康だったかもしれない。きょうだい猫を成猫になっても一つのケージに入れておくと、性格の弱いほうにストレスがたまることが多く、また子犬時代の小さめの小屋(バリケン)を成犬になっても使っていると、姿勢に無理が生じ、腸捻転などになりやすいと思われる。これらのケースは、いずれも若い猫・犬なので、高齢化とは無関係、世話をする人間側の無能が疾病の原因だ。

良質な環境の提供をはじめ、動物個体の健康を十分維持できる保護活動は、人とお金の問題に帰結するが、聞くところのアメリカの地域社会などと違って、日本の田舎の住宅地では人もお金もままならない。極限の少人数と、極限の低収入で、無理が続いているのである(金銭のカンパは皆無ではないが年間の総額は10万円程度だろう。一桁足りない)。

また日本は一般的に、子猫子犬には"需要"がややあるが(しかしそんなに多くはなく)、大きくなった成猫成犬は'売れ'ずにどんどんたまってしまう。それが、無理を増幅する。そろそろ、なんとかしなくてはならないが、はたして、どうしたらいいのか? 名案はない。


|

« Jobs解毒(補遺1) | トップページ | 日本人の心にとって「他者」はいない(補遺1)--言語相対性理論の原典 »

コメント

@ iwatani さま

僕にも名案はありません。気持ちはあっても、今の仕事、
集合住宅、一人暮らし・・・。鉢植え一つもままなりません。
ごめんなさい、の気持ちです

そんな僕にも、犬と猫との、あったかくなる、ホンワカした
思い出はあります。この点は、親に感謝しています。
パーソナリティー形成に影響、大だったと思います

その思い出は、また書くとして、
今回は、一つ提案です。
マニフェストに加筆したらどうでしょう?
現在は、コンピュータのドキュメンテーションに賛同を求められ
そうだそうだと思っている我々が、その経済状況に応じた
支える手を、贈る、などしています。
動物保護活動も長いのですから、そちらの方面の応援も
求めるのです。
実際、ブログの内容の一つの柱にもなっているのだし。
フィードバックしあえたら、学ぶことも多いでしょう

動物保護費用お助け願い部門・新設!

寝惚け頭の迷案でした

時に、あの救出猫ちゃん、元気してますか?

simomitu

投稿: 下光博之 | 2011年11月 9日 (水) 08時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 動物保護活動の遷移:

« Jobs解毒(補遺1) | トップページ | 日本人の心にとって「他者」はいない(補遺1)--言語相対性理論の原典 »