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2010年6月 3日 (木)

ベートーヴェンの第九

ベートーヴェンの交響曲第九番(合唱付き)通称「第九」の、圧倒的名演といえば、今でも1951年のフルトヴェングラーの録音だと思うが、最新のリマスター盤は音質がすごく良くなってるらしい。

数十年前に、大阪難波の古い薄汚い暗い「名曲喫茶」(当時まだ「ロック喫茶」はない)で聞いてすごく感動した演奏だが、しかし2006年のリマスター盤を買う気にはなれない。慢性金欠のせいもあるが、どうもあれからの数十年、あれほどの名曲名演奏と現実世界との落差が、ますます大きくなってる気がして、空しさが先に立つ。極端な比喩を言えば、自立更生促進センター反対のおばちゃんが、年末の「第九」コンサートのコーラスで「全人類は兄弟となる〜〜」なんて歌ってるかもしれない。

どうなんだろう? たとえば、何百年も戦争を繰り返してきたヨーロッパで、やっとEUというものを実現した西ヨーロッパ人なら、空しい気持ちなく、彼らの父たち母たちが戦後復興で張り切っていた時代の「第九」の名演奏を、今でも買って聴けるだろうか?

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コメント

音楽の死、芸術の死、ロマン主義の死ではないでしょうか?。

投稿: 南 | 2010年6月 4日 (金) 14時45分

私も最初は「ゲージツの死」というタイトルにしようと思っていました。しかし最近はSEOを意識して、人がよく検索しそうな、大衆的なタイトルを心がけておりますどす。

投稿: iwatani | 2010年6月 4日 (金) 19時52分

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