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2010年5月31日 (月)

自立更生促進センター

各地の「自立更生促進センター」が、住民の反対運動で頓挫しているようだ。

これは、どっかの人里離れた山の中ではなく、ぜったいに、社会のまっただ中に作るべき施設なので、反対運動は困るわけなのだ。プログラムの中に、地域住民との定常的交流も、絶対的に必要である。

日本人の多くが、「真の防犯」とは何かをわきまえていないし、それどころか、犯罪者を作り出すようなfremdな社会構造を、今回もまた、懲りずに無反省に再生産しているわけだ。犯罪者を作り出す重症な慢性的メタ犯罪者たちとは、あんたたちのことだ、あまりにも、ココロ矮小なる日本人たちよ。

ただし、政府〜行政側も、「地域のコミュニティの積極化と“温か化”」が並行して絶対に必要だった、と反省すべきだね。『反対意思は、彼らの再犯化の温床ですよ』と、住民を教育しなければならない。

追記(100605):この毎日jpの記事は、対象が本記事のとは異なるが、イギリスの施策に関する部分は読むに値する。

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コメント

生を享楽というか消費財であると認識すれば当然の反対運動でしょう。

では何なのか?何であるべきなのか?

分からない。分からないが、生は権利ではなく義務であることは間違いはない。

投稿: 南 | 2010年6月 1日 (火) 13時25分

>生を享楽というか消費財であると認識すれば

なるほど・・。でも、動物が草食ってるのも、魚が餌捕えて食ってるのも与えられた権利を謳歌しているように感じるのだけど。社会的成員としての義務じゃないのかな?

投稿: ootora | 2010年6月 1日 (火) 17時42分

うーやっぱり、犯罪者に対してpubiric-image-limitedなんやろね。

投稿: bad | 2010年6月 3日 (木) 12時02分

>犯罪者に対してpubiric-image-limited
精神病っていうのは存在しない(一般人と明確な線引きができない、異質ではない)と思うんだけど、犯罪者も多分同様なんだろうけど、考えてみたら施設の中から結構出て来るんですよね、抜け出した場合を考えると子供の居る方はキツイだろうなあ。だから、実現は難しいのではないかと。

それから、生が権利なのか義務なのかって話だけど。私は「~しなければならない」っていう意識下に長く居て、重くて動けない、動いてもしんどい状況だったので、その辺の事情には関心を持ち続けています。それは、自然体・自然(じねん)・浄土真宗・宗教・レット・イット・ビー(ビートルズ)って話になるんだけど。南さんの言う義務は、生きていくためには避けられない行為があって、それを義務だって言う話だと思うんだけど、生自体は当てはまらない。生が何だとは誰も分からないはず、神以外には。だから宗教は必要なんだよ(笑)。自分が先か、世界が先かって問題。世界と自己が分かれていて、世界は自己にとって対象的世界である・・これは普通の無神論。神の存在など確かめようもないが、世界は自己に先立ち、自己は世界の内にあり一体である・・仏教(おそらく浄土真宗)の無神論。以前、浄土真宗の先生(新進気鋭の方でしょうか)に「宇宙を対象的に考える迷妄」という指摘を受けたことがあって、数十年間抱えて来た問題が一気に解決に向かったことがあった。結局、世界とか宇宙なんて分かりっこないのだから、考えても意味がないし、考えないことが自然な有り方だということになる。そういった問題が宗教であり、日本人が無宗教だと言って笑われるのは、特定の神を持たないことではなく、自己に先立つ世界に気付かない思いあがりを笑われているんでしょうね。で、私は苦行を善と主張する宗派の寺の子供として育ちまして、その快楽や安らぎ(受け身の)に逆らう不自然な態度こそが神に逆らう神を冒涜する態度であるという考えに至ったのだけど、先の浄土真宗の先生の決定的な指摘を受けなければ解決しないほどに自分の中に不自然な精神性を持ってしまっていたんですね。で、~しなければならない、という強迫的・目的的な意識を伴って行動することが誤りだから、そうしないことを目標に生活しています。それで、無神論的神学なんてのがあれば支持したいと思ったのだけど、もしあっても読む実力も暇もない。

投稿: ootora | 2010年6月 4日 (金) 11時37分

義務って、命の大切さのことだったんですね・・・。愚かだった。
つらくなった。自粛します。
あの真宗の先生も「いのちかがやくとき」って本出してた・・・。
そして今、急に暖かくなった。こんな気持ち覚えてない。

投稿: ootora | 2010年6月 5日 (土) 07時15分

訂正
「いのちかがやくとき」→「いのち、見えるとき」本多静芳著
いのちを大切に考え、平和を願う方のようです。

投稿: ootora | 2010年6月 5日 (土) 22時13分

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