iTunes問題
久しぶりにA Day in the Lifeを聞く機会があった。やはり、たいへんな名曲である(Pink FloydのEchoesなど、このランクに入る曲があといくつかあると思うが)。その後、今日の状況を見ても、これだけのものを引き継いで、ベースとして、さらにすごいものになってる音楽というものはない。音楽は今やますます、ほとんどがらくたである。
そこに、iTunesの音楽市場独占問題が登場する。いよいよ、音楽という[現代の--危険な--がらくた]を軸とする[ステージ/オーディエンス構造]に、醜悪な終末が訪れようとしている。
なぜ、音楽そのものは(概して)がらくたへと退化していったのかというと、それは、A Day in the Lifeのようなものは、人を、「音楽以外の課題へと突き動かす」ものだからだ。言い換えると、真に優れた音楽は、音楽としては、「そこで終わる」ものである。今、真の創造性は、音楽以外のものを活躍の舞台としているはずだが、そういう人たちにも、今、A Day in the Lifeをせめて一度聞くことは、意義があると思う。
ところで、アリス=紗良・オットという人のピアノ演奏は、優れたロック音楽のような、強いメリハリとビート感のある、とても新しいクラシックのinterpretationだが、彼女に、売り方も表現の一環だとの自覚があるなら、iTunes(など)の経路は断固拒否して欲しい。もしその自覚がないなら、われわれは海賊版を聞こう。
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コメント
この場合の音楽は道具でしょう。
旧くなった道具は廃棄される。
投稿: 南 | 2010年5月27日 (木) 11時21分
やっぱここにもきちんと
コメントしておくべきだ
と思いました
現在の favorit band は
世界終わり
なのですが、
amazarashi というバンド
の
「無題」という曲は
ちゃんと 終わっていて
名曲だと思います
僕の課題にむかわなくっ
ちゃ
simomitu
投稿: 下光博之 | 2010年6月17日 (木) 23時11分
そういや、今日、こんなニュースを読みましたよ...やれやれ。
しかし、この謎めいた歌詞は一体何を意味してるんでしょうね?皆さん判りますか?
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えぇ、いっぱいのおはこびで、まことにどうもありがとうございます
毎度お馴染みのばかばかしい話でございますが
最後までどうぞよろしくお付き合いのほどを...
えぇ、なんですか今日あたしが読んだニュースなんでございますけど
いやこれが実にどうも参っちゃったんで
英語で言やぁ「オゥ・ボーイ!」てなとこでございますな
(なに?わざわざ英語で言う必要ない?「欧米か」って?あ、それも古すぎる?)
え〜、そのニュースなんですけど
社会的にも大変な成功を収めたラッキー・マンに関する話でしてね
どっちかっつうとちょいと暗めのニュースだったんですが
あたしゃなぜか
「ココデ笑ワナケレバナラナイ!」
っていうなんつうか一種の義務感をひしひしと感じちゃいましてね
えぇ、そいで実際笑っちまったんすね
まぁあたしゃその写真も見たんでね
なんかもう、やっこさん、自分の車ん中で完全にぶっ飛んじまってて
信号が変わったのに気付かなかったらしいんでございますなぁ
大勢の人が立ったまま事故現場を見物してまして
その人達の中にゃやっこさんの顔を見たことがある者もいっぱいいたはずなんですが
やっこさんが上院議員だって確認できた奴ぁ一人もいなかったてぇ話でして...
えぇ、これもまたあたしが今日観た映画なんでございますけど
いやこれが実にどうも参っちゃったんで
英語だと「オゥ・ボーイ!」てなもんでして
(なに?英語はいらないって?いちいちうるさいですか?)
え〜、その映画なんですけど
英国陸軍はいかにして戦争に勝利したかっていうような
どうにもこのかたい話だったんですが
なんですかやけにショッキングなシーンもありましてね、えぇ
観てる人の多くはあぁやだやだてんで顔を背けてたんでございますが
あたしゃなぜか
「コレヲ見ナケレバナラナイ!」
っていうまたもや一種の義務感をひしひしと感じちゃいましてね
えぇ、そいで実際じーっと見ちまったんすね
そのくっだらねぇ映画をね
まぁあたしの場合、原作を前もって読んでたんで
その映画の内容を知ってたってこともあるんではございますが...
あたしゃねぇ
おまいさんをターン・オンして
いいコンコロモチにしてやりてぇんす
そうですなぁあたしゃいつも
まず目ぇ覚ますってえと
寝床からどすんって転落しますな
そいでまぁこの櫛でもってささって整髪してから
階段とんとんとんって下りまして
お茶なんざあごくごくって飲んで
ちょいとこう見上げますてぇと
なぜかこれがもう遅刻の時間
こりゃてぇへんだってんで
いっそいでコート見つけて
帽子ひっつかんで
バスに飛び乗るん
えぇ倫敦でごさいますから
バスの二階にとんとんとんって上がって
やれやれってんで一服つける
するってぇと誰かがなんか話しかけたりするん
でもそんときゃもう
あたしゃ夢ん中って寸法で...
えぇ、なんですか今日あたしが読んだニュースなんでございますけど
いやこれが実にどうも参っちゃったんで
英語で言やぁ「オゥ・ボーイ」...
(なに?しつこい?いいかげんにしろ?)
え〜、そのニュースなんですけど
なんですかもう
ランカシャーのブラックバーンてぇとこに
4千個もの穴が見つかったってぇ話でして
穴はどれも案外ちいちゃかったようなんでございますが
なんだか暇な奴らもいたもんで
「コレラヲスベテ数エナケレバナラナイ!」
っていう妙な義務感にかられたんでしょうか
ご丁寧に全部数えちまいやがったんですねぇ
ですから今じゃもう
アルバート・ホールを満杯にするには
その穴が何個必要かも計算できちまうって話でして...
あたしゃねぇ
おまいさんをいいコンコロモチにしてやりてぇだけなんす
投稿: kawabata | 2010年6月20日 (日) 08時33分