生態系の破壊(続2)
具体と現実を表現できない空疎で非現実な学知があって、そのサンプル、インスタンス(instance, 実例, 実物, 実現)としての具体個体があるとするストーリー…従来の科学やメジャーな宗教の基本スタンス…は、完全にupside-down、倒錯している。それは、愚かな人間の、愚かで矮小なる驕りである。その愚はどうやって形成されたかというと、原始から始まるネイティブ共同体性の積み重なり、無意識化デフォルト化によるものである。数概念も数学も、そうだ。
そして、人を、価値*のインスタンスへと貶(おとし)める、近代〜現代の強力な支配的愚思考が、それを相対化〜はねつけできない弱者を、いわゆる“精神疾患”に陥れているような実感がある。ドゥルーズ/ガタリは、もっと簡明な本を書くべきだった。〔*: 交換価値==父性範型としての概念==anotherオトコの光景。〕
だからネイティブ共同体性の破壊が、コミュニケーションを軸とする透明無色無臭な新グローバルコミュニティへと再編成されていくことと並行して、自然科学に代表される旧学知に、知としての下位化*の烙印を押すはずなのである。〔*:残るけれども、今のような上位的支配性は持たない。〕
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コメント
フロイトが統合失調症を、ナルシズム神経症といってたり、某学者が貨幣の同一性と精神の同一性は、実際ミゴトに一致しているのだ。とうまい事いってるけど、なんでそうなるのかについては何も考えんのは何でやろ。この市場というか祭りに参加しろという強制力、こっちの思い込みの方を問題にした方がいいんじゃないの。実際この力がつよくてつよくて。問題にならん程つよくてつよくて。
投稿: bad | 2010年3月16日 (火) 02時00分
じゃ精神疾患はヘタレという訳か。
投稿: bad | 2015年4月11日 (土) 18時19分