「西欧」とその「他者」
アフガニスタンの荒野の風景は、すさまじく美しいという。神の居場所のように。現地はおろか写真すら見たことはないが、写真を見て納得するべきものでも、いや、写真でキャプチャできるものでもないだろう。タリバンもアルカイダも同じく私は知るすべもないが、西欧のmediocreな(ある意味薄っぺらく半端でおめでたい)--トレード優先の--価値観を受け入れられない人びとが地球上各所に少なからずいることは理解できる。
(トレード優先・至上・強迫社会は、必然的に疎外と格差の社会である。)[参考URL]
西欧はまだ、その他者とまだ出会っていないのではないか。let alone, ましてその他者との真摯なコミュニケーションなど…。オバマの3万(+NATOα)増派が、この大きなコミュニケーションの重傷の、良質なソリューションに導くと、一体誰が、信じられるのか?
このままだと、癌が転移するように、この傷は西欧の内部各所に転移し広がるのではないか。それが、オバマらの招く、究極のアンチソリューションではないのか。
悲惨がこれ以上深刻化する前に、西欧的世界(今の日本も含む)の上部構造の頭と心が、もっと優秀になってほしい。
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コメント
私がアフガンに行かされる若い兵士の母なら、「状況」や「相手」についてぜひ知ろうとするだろう。検索技術が上手でないせいか、そんな動きは見つからなかった。「息子の命があぶない。一刻も早く増派せよ」という声はいくつか見つかったが。
投稿: 岩谷 宏 | 2009年12月14日 (月) 12時12分