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2009年12月21日 (月)

COP15失敗

トレードとその成功とその盛大化が国民と国家の生命線であるかぎり、この種の試みの失敗はやる前から当然であり、すでに財のゆとりのある少数先進国がどれだけがむばっても無駄である。中国(など)の今日と明日の活力は、ひとえにトレードの盛況にかかっている。

しかし、環境に対してよりもむしろ人間とその社会に対して、トレードが最上位の規範である国家社会やグローバル社会は、本質的な粗放さをその基調とせざるを得ない。それは一種の野蛮社会であって、人間的文化的でない。貨幣の価値とは、差異の大きさだからである。トレード至上社会は、粗暴な犯罪をはじめ、ありとあらゆる悲惨を内包せざるをえない。

トレードの克服、トレードの対象化、トレードの相対化、meta-trade principle、…そして、トレードよりも良質で幸福な生活が提示されないかぎり、COP15のような試みの成功は今後もありえない。すでに財のゆとりを今現在持つ国や人びとがリーダーシップを取るべきは、むしろこの方面でなければならない。

中国だって、多くの人が、しょうがなくて日々のトレード行為にいそしんでいるにすぎない。本当の幸福はここにはない、と深い本音の部分では感じているはず。

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コメント

eco>>依姑

投稿: temlin | 2009年12月25日 (金) 19時35分

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