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2009年4月16日 (木)

選挙制度の抜本見直しはなぜないか?

その答えは、(このあまりにも長寿命でくたばる気配のない)単純得票数ランキング制は、今現在の上位勢力にとって都合が良い、おいしい、からだ。

拙訳書「数の国のルイス・キャロル」の6章には、選挙の投票に関するルイス・キャロルの研究が簡明に紹介されているが、このようなラジカルでしかも誰にでも分かる正しい議論が、日本だけではない、ヨーロッパ〜全世界で長期的に、ほぼ永久的に無視され続けている。

昨日(4月15日)、「森田健作氏を告発する会」が千葉地検に告発状を提出した。仮に森田氏があらゆる点で無罪の人物だったとしても、選挙の制度が…たとえばキャロルの主張するがごとく…まともだったら、近年、人と意識の都市化が進んでいる東京隣接県で、こんなだせぇ(無能を絵に描いたような*)オトコが知事に選ばれることはなかっただろう。

*:おっと、東京都の現知事も、まさにこのジャンルのオトコのようだが。

参考URL: 現行選挙制度の欠陥について
     首長・議会の(無意味な)二元制を廃棄する件について

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 千葉県知事選挙が終わりました。メディアは案の定、森田氏の「圧勝」、森田氏勝利の「民意」という表現を使っています。しかしここには致命的な問題が潜んでいます。  平和運動関係者の中には、共産党推薦の八田氏と民主党推薦の吉田氏の得票数を合わせても、森田氏の...... [続きを読む]

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