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2009年1月25日 (日)

「自己」のpure and stark-naked aloneness

犬や猫のお世話をしながら彼らとつきあうことは、まず相手が、pure and stark-nakedなalonenessであることの再認から、そのまったく同質のalonenessが私の「自己」認識として自覚化されてくることである。

それは、自然の中に野生の生活がありえる動物を“ペット”として飼うという、一種のあからさまな動物虐待の対極にある、「イキモノとのつきあい」である。家畜の中でも、今の犬や猫の置かれている無用性、邪魔者性、それでいて立派にタマシイとココロを持っているという性質が、そのpure and stark-naked alonenessを際だたせる。(またお馬鹿な反論が今から予想されるが、ここで今から予防線を張っておくのはツカレルのでやめておこう。)

また、ヒトと彼/彼女(犬や猫)とのつきあいには普遍的に、そういうpure and stark-naked aloneness同士の対峙があるが、ただ即自的にそうあるということは重要でない。ヒトの自己認識が純化されるという対自的な相でこそ、そのつきあいには重要な意義がある。

この宇宙の唯一最大の神秘である「自己」は、本来、天涯孤独で寄る辺なき身である。それを英語で言うなら、pure and stark-naked aloneness、ピュアでマルハダカ…なにも持ってないなにも身につけていないなににも帰属/所属していない…の孤独、となる。犬たち猫たちを鏡として、そういう自覚を持つということが重要である。(「純粋」というあまりにありふれた漢字熟語と「ピュア」という片仮名日本語の語感が、全然違うところがおもしろい。)

そして、真の愛と真のコミュニケーションは、そういう自覚を持った者同士の間でしか始まらない。正しい、真に親和的な自然観(そのごく一環が正しい死生観)もまた、そういう自覚を持った「自己」のみが持ちうる。

mainURL-1: 「犬と猫」
mainURL-2: 「動物愛護の社会的な意味」

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介護の資格化に猛反対

医療費削減の鍵は、わざわざ医師に診てもらうまでもない症状への対応に関して、一般庶民が知識と技術を共有することである。医師が情報を独占しないことだ。どんな田舎でも、病院だけは連日異様に繁盛している現状は異常だよ。今の医療のありかたは、人間の不活性化に寄与貢献している。

で、介護も、本人や家族や地域の人びとが、「やり方を知ってる」あるいは「知ることができる」という状態を広く実現することが何よりも重要である。施設でも、そういう人がパートで働けばよい(同地域人がいいね)。専門家は、経験豊富な指導者が少数いれば、それで十分だ。それも、その人によっては、無資格者でもかまわない。被介護者の幸せって、何だ?。みな、それを第一に考えてんの?。

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2009年1月22日 (木)

Beat must go on! Here in Japan!

小室哲哉の裁判のニュース見てるとあらためて思うこと。今でも日本人の約9割は、オフビートが分からない体質だよ。田舎では9割9分かな。小室という人の(あのまったくつまんねー)音楽、あるいはいわゆるJポップ一般、日本でバカ売れて世界市場でさっぱりという、特異なものすごい断絶現象は、このビート体質issueと密接な関連がある。

オフビートもブルーノートも体質的にわかんねーんだから、私なんかが書く文章もほんとはまったく分かってない。全身きたねー誤解まみれの状態で、まったく見当外れの批判など、きたねー言葉で書いてくるんだから、たまらんわ、日本のイナカモンは。なんかわかんないけど、私みたいな人間に対しては、どうしても村八分にしたい煙たさを感じるんだろうね。日本全体、すみずみまで、カフカの「城」でっせ。

(ときどき、そういう日本的onbeat体質の人がバンドのドラム志願などでやってくると、いつものごとく、悲惨で滑稽なことが起きますね。)

日本は21世紀、文化人類学的に「日本沈没」となるのか(麻生太郎を見てるとそんな感じ)。起死回生の奇跡が起きるのか。私は、後者を信じて発言を続けるしかないでしょうね。9割ったって、アホで不活性の9割だから、それほど深刻なissueではないという気もします。

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2009年1月21日 (水)

オバマのスピーチはダンサブル

オバマ氏のスピーチは聞きやすくて神経にさわらないのはなぜか、よく注意すると、氏のスピーチの基本リズムが、白人政治家(+日本人政治家?)に多い、ドン!ドドドドドド、ドン!ドドドドドド、あるいはドン!ドン!ドン!ドン!ではなくて、ドドドドドドドン!、ドドドドドドドン!になっている。「バックビート」、別の言い方では「オフビート」であるのである。つつつまり、そこらのヘタクソなラップなどよりもずっと自然に、ダンサブルなビートに、天性的になっているのだ。それは、氏の、これまた自然な、白人オトコにはない『包容性』のあらわれのようでもある。

Let's dance to the Obama speeches!

まったくの無名人だった氏を発掘し押し上げた、無名の白人大金持ちがアメリカにはいっぱいいたんだね。日本の絶望的に不活性な無名金持ちたちは、振り込め詐欺の被害者になるぐらいしか能がないようだが。

mainURL: 数の起源と音楽

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2009年1月17日 (土)

ファロスの無惨(滑稽)無能化とヨニ展望

phallocentric都政の実態は妊婦たらい回し死に最終結果している(その自覚もなくオリンピック招致か、この死んでも治らない馬鹿)。macho自民党政治の実態は新貧民層の量産へと悲惨に結果している(その自覚もなくあの超愚劣な給付金か!!)。

(だいたい、臨時労働力は企業にとってコスト高になるのが当然のはず。無ルールだから新貧民になってしまう。わんっわんっ。)

メジャーなメディアにこんな論説が載るようになったことは、おもしろい。

[090208追記]
こんなエッセイも。筆者は男性です。

[090621追記]
日本人の偉大な実践家の最新プロジェクト。「本来の農業である命を育む仕事は、明らかに女性の方が適性があります」、この“本来の農業である"を"すべての仕事は命を育む仕事であり、"に置き換えるとよいね。

mainURL: あとから来襲する他者

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検索をパブリックドメインに

検索の私企業運営は、基本的にヤバイです。

インターネット検索に関してGNU/FSFは今どうなのか、ご存じのかたはコメントで教えてください*。
*: Nutchってのは、今どうなってるのか、調べてみるか…。

とにかく、オープンソース&オープンデータでパブリックドメインに乗る必要がある。
アルゴリズムをきめ細かくカスタマイズできるインタフェイスを提供するべきだね。コードを直接いじれる人は多くないから。

また、将来の動的構成グリッドコンピューティングを展望したアーキテクチャであることが望ましい。

今のGoogleの「検索オプション」の貧しさよ!
とうてい、21世紀のインターネットとは言えない。

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振り込め詐欺という症状

日本はお金の動脈硬化を起こしてるってことなんだよ。血流が悪くて、年寄りたちのところで大量に停滞し、動かない、流れない。若い人は慢性貧血だ。こればっかしは、対症療法(単純な防犯としての扱い)は無効果よ。年寄りのところで停滞している死に金をmobilizeする唯一の方法が、振り込め詐欺と呼ばれる犯罪なんだ。このナサケナイ状況を作ったのも、過去10数年〜20数年の自民党政権だ。

たとえば日本では、敷居の低い起業資金網が一般的に整備されていないね。seed, bootstrap, angel ...といった概念が日本にはない。ベンチャーキャピタルだって、業界業態の充実度は貧しい。日本の若い起業家==やくざの企業舎弟、という極論を言う人もいるが、意外とそれが実態かも。

参考記事: [アメリカの地方都市のスタートアップ誘致育成事業]

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2009年1月 1日 (木)

日本共和党(Japan Republic Party, JRP)宣言

政党政治が政治の形式としていつまでメジャーに有効か、疑問だが、しばらくは有効だと仮定して、21世紀の日本のリーダーシップを真に取れる第三勢力かつ最強勢力としての日本共和党を提案する。

(脇道:「21世紀は2009年から始まる」と題する論説を読んでみよう。)

英訳はJapan Republic Partyでかまわないし、一応、副次的な政策目標の一つとして、当人たち(とくに、あの気の毒な雅子さんとその旦那さん)が望むなら天皇制の廃止を掲げてもよい。今の時代、ふつうの人が天皇家に入籍することには、ビョーキになって当然の人格虐待的な側面が多々あったものと私は推測する。

日本語の意味は、「共に和す」である。人と人が和すはもちろんのこと、人と自然(動物たち、植物、海、山、川、空、大地、etc., etc...)が和すことにより、元気で健康的でさまざまな形のコミュニケーションに満ちあふれた生産性の高い(最広義にproductiveな)日本社会を構築していく。

メインの政策については、6〜7年来書き連ねたエッセイ集「コミュニケーション有能への進化」や本ブログで随時触れているので、ここでは繰り返さない。今の日本の既存のメジャーな政治勢力が、あまりに低級お粗末なので、危機感に駆られ、ここに真の「新」勢力を提案する次第である。

mainURL: 優しい日本を作る

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